@サンシャイン劇場をみてきました。

 
ロベール・トマのPiège pour un homme seul (1960年パリ初演)の日本語版で、7年ぶりの再演だそうです。
 
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シャモニーの山荘の一室のみで繰り広げられるコメディ系サスペンス劇で、文字通りあ!っという結末が用意されています。
トマさんは役者さんに配る脚本の最後の(タネ明かしの)ページを上下逆にひっくりかえして製本したそうです。
YouTube で調べるとロベール・トマさんの"罠"は結構たくさんアップされていましたが、舞台装置、衣装、俳優どれをとってもサンシャイン劇場のそれにはおよびませんでした。
わたしが今回見た"罠"の舞台装置や衣装は、すっかり気分は1950年代のシャモニーの山荘にタイムスリップできます。


 
特に謎の新婦役の白石美帆さんのよく伸びる特徴のある声、小さい体なのに大きく見えるキレのある身のこなし、セリフなしでその雰囲気をガラリと変えることのできるお芝居は素晴らしいものでした。
 
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あと画家役の山口馬木也さん(この舞台で初めてしりましたが)が脇役ながら心を掴む演技で好演でした。
ちなみに私は目立つ主役よりも、つい脇役や裏側や縁の下の力持ちに注目してしまいます。自分自身もスポットライトのあたらない脇役をやるのが好き。
 
舞台で映える身のこなし、マイクなしでもよくとおる声、やり直しなしの一発勝負への集中力、2時間の長丁場に耐える持久力、舞台のお仕事は普通のひとの想像を超えたものなんだろうなぁと思います。
 
サスペンス好きのひとは結末わかるかなぁ〜?
誰が何のためにかけた罠なのか。
わからないんじゃないかなぁ〜?