<SKYの家族>
長男:ASD 多動性障害
支援学校高等部1年
二男:ASD 情緒障害 書字障害
地元の中学1年 一般級
長女:定型発達
地元の小学校3年
私:3人のシングルマザー 40代
じぃじと自宅での話
じぃじ(私の父)が自宅へ戻って、初めて会った。
介護ベットに寝ていて、酸素チューブをつけていた。ばぁば(私の母)と姉から、食欲がほとんどなく元気がないと聞いた。
私がじぃじの部屋に入ると、手をあげてくれた。
姉を呼ぶように言われ、私と姉でじぃじの願いを聞いた。
声がかすれて聞き取りづらかったので、この時からホワイトボードでの筆談をするようになった。
・お父さんは今の状態がよい
・日々老いていて、静かに穏やかに安楽死を迎えたい
「あと1~2か月には、もう思いは言えなくなってしまう。」
力を振り絞って声に出して言ってくれた。。。
「わかったよ。じぃじの思いはわかったよ。。。」
姉と私はじぃじにそう伝えた。
退院してから、訪問看護師さんが2回自宅に来てくれていたが、しっかり食べるように言われる事が、じぃじのプレッシャーになっていてた。入浴サービスも、体力的に辛いとじぃじが言い断っていた。あんなにお風呂が大好きだったのに。。。
酸素濃度、血圧、心拍は安定していて問題はなかったが、食欲はなくなっていた。
高カロリー高たんぱくの介護食がある事を知り、急いでドラックストアに買いにいった。
ここ何日もほぼ食べていなかったのに、この日はがんばって介護食を半分食べる事ができた。水分もいつもよりとれていた。
「じぃじ、すごいすごい、がんばったね。これなら食べれそうだね~」
「うん。うん。」
私達家族は、旅行が大好きで、日本全国、海外、たくさんの場所にいった。
その中で楽しかった旅行の話をじぃじがしてくれたので、その旅行の写真を大きくし、じぃじに見せると嬉しそうにうなずいていた。
写真を撮るのが好きなじぃじ、撮られるのはあまり好きではないが、帰り際にベットで私と長女と一緒に写真を撮った。
今日は、私と長女が来ていたので、頑張って食べてくれていたが、翌日以降はまた食べられなくなっていった。。。