友達から情報聞く
入院から2か月すぎると、お友達も出来て、入院の長い子から色々情報を聞くようになる。
・入院が安定してくると、家に一時的に帰れる「外泊」が出来る。
・定期的に「退院支援委員会」というのが開催され、そこで退院の決定が下りると退院できる。
・病院から、家に電話が出来る(面会に家族が来られない人)
二男は一つも許可されていない事に不満を持っていたし、私に何度も聞いてきた。
「いつ外泊できるの?」
「いつ退院支援委員会開かれるの?」
「いつ電話できるの?」
主治医との面談の時に、二男も同席して回答してもらった。
【外泊はまだ先かな。。。二男君、外泊して病院に戻って来れなくなる可能性が高いからね】
【退院支援員会は2か月後位かな(入院して4か月後)】
【電話は、家族が遠くて面会に来られない人が許可しているから、二男くんはお母さんと会えているから電話はなしだよ】
二男はがっかりしていた。何も許可されなかった。
退院支援委員会がまだまだ先だから、どんなにがんばっても入院から4か月は退院できないとわかった。
希望の光が遠のいていた。
この頃、二男の問題点がうっすらわかってくる。
・対人関係→強く言われると本人は傷ついて落ち込んでいるのに、表面上はニコニコしている。言い返す事は決してしない。
・学校→わからない事や不安な事があると、学校の先生に何度も同じことを質問する。慣れている先生は良いが、口調が強めの先生だと、緊張から固まってしまい授業内容が入っていない。
二男、薬をごくんと飲む事も苦手で、小さい錠剤でないと、喉がくっついて飲み込めないと言っていた。1錠飲むにも沢山の水を飲むので、1回に2錠が限界だった。そんな事もあり、入院中に合う薬の調整も行ってもらう事になっていた。