夫の病気は、100種類に近いと言われる悪性リンパ腫に数えられる中で、慢性リンパ性白血病(CLL)/小リンパ球性リンパ腫(SLL)、と言う一つの病気なのに二つ名前がある病気です。
癌化して増えていく白血球の内の小リンパ球が、血液内で増えたら白血病と呼ばれ、血液内には見つからない、若しくは少量で主にリンパ節内で増えればリンパ腫、と言う名前になるのだけれど、病気の中身は全く同じと言う、なかなかユニークな病気です。
お蔭様で、夫、最後のお薬が終わる直前のコンサルテーションで、
担当医から
寛解
のお言葉をいただきました。
Yeaaaah!
一昨年の夏に、日本で衝撃の診断が降り、帰英して
英国で治療開始。。。
思えば、長かったのか、短かったのか。。。
始まったのはここから。。。
夫の治療は、これ
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ベネトクラクス/オビヌツズマブ併用療法−1年間の固定期間療法
https://www.abbvie.co.jp/content/dam/abbvie-dotcom/jp/documents/press-release/2022_0629_02.pdf
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詳細のPDFです。
特に治療前半に通院し点滴治療を受けるなど、時間の制約がかなりあるが、1年の固定期間治療で、殆どが寛解に。寛解期間は、治癒は無いこの病気に於いては記録的な長さ。1年の固定期間後は、投薬も無く、普通の生活に戻れる。
自分の身体の中を癌化したB細胞が駆け巡る図を想像するだけでも、そりゃ夫には恐怖だっただろう。
私が罹患した子宮体癌のように、切っちゃえば良い、では済まないからね・・・
病気の受け止め方は人それぞれ。
夫は論理的思考の持ち主ではあるが、結構家族に当たり散らしていたなぁ、と思う。。。
しばらく経つと、家族もその状況には慣れていくんですね・・・
心穏やかではありませんが💦
本人に、治療効果が実感出来るようになってくると、精神状態も穏やかになっては来るので、
ご家族に患者さんがいらっしゃるお家は、ちょっと暫く辛抱してあげて、としか、言えません💦
100種類近くもある悪性リンパ腫の中で、夫の病気は、欧米では一般的、それに対して日本ではとても珍しいので、夫が受けた治療法(実にまだ治験の寛解観察が進行中なんだそうです。)が、日本に於いて、病院側として経済的に進められる・勧められるようになるのかどうかは、私には分かりません。
この併用療法は、研究結果によると、効果はとても良い様ですので、患者数の多い欧米でもっともっと一般的になれば、薬価も下がり、日本でも使用できるようなるといいですね。。。
夫の担当医の話では、現在も色々な治療法が『治験』として進められており、夫の寛解中には、多くの治療法が新たに認められて行く事だろう、とのこと。
残念ながら夫の病気は治癒はしない、いつか再発する、と言うものなので、頭の中に心配のタネはいつも片隅にある、と言う感じでしょうが、、、
寛解中の医療の進歩に期待しながら、服薬のスケジュールを考えなくて良くなった、普通の生活に戻っている期間、少しでも長くありますように、そして、楽しんで欲しいなぁ、と心から願うばかり・・・。