生口島の平山郁夫美術館へ | 浮気もレスも解決! アラフォー妻のための 夫婦仲がすごく良くなるカウンセリング

生口島の平山郁夫美術館へ

●生口島の平山郁夫美術館へ


こんにちは、ゆっちです。


旅日記の続きです。


3日目の午後、タオル美術館でちいかわに癒やされた後、今治から、また、しまなみ海道を本土に向かい戻りました。



空が晴れてきた!


ちなみに運転はずっとダー様。私は助手席。


タオル美術館を出る頃、もう15時過ぎてますので、私のボディ充電池はかなり減っている〜。元気がでない〜。


だけど、一つくらいは島観光をしたいな〜。したいよ〜。


というわけで、生口島で、高速を降り、平山郁夫美術館に寄りました。



建物も庭も、めちゃくちゃ立派な美術館でした。

写真はホームページからお借りしました。

なぜ、この島に、著名な画家の美術館があるのか?


それは、彼がこの島の出身者だから。


こんなのどかな港町に生まれ育ったのですね。羨ましい。


が、しかし、そんな彼に世にも不幸な出来事が降りかかります。


広島市内の中学に進学したため、そこでなんと被爆。(涙)


被爆したはとても不幸なことですが、彼の人生に大きな影響を与え、作品にも影響を与えていることは、間違いなさそうです。


絵が好きだった平山少年は、東京美術学校に進学。


成績2番で卒業(ちなみに一番は、当時同級生の奥さまだったって)。


被爆のため、体調の悪さを抱えながらの創作活動。


でも、とっても多作で作品数が多い!


2009年暮れに79歳で亡くなられているのですが、その年も院展に出展してらっしゃいました。(毎年院展に出品していた)。


晩年でもなお、引退もすることなく、エネルギッシュに創作活動を続けていたのですね。すごい。


こちらの美術館は、撮影オッケーの美術館なのに、疲れていた私は、一枚しか写真をとってませんでした。


亀老山から見た来島海峡大橋です。



私が亀老山で見た景色が、またここに広がっていました。


平山画伯といえば、シルクロードで有名ですが、しまなみ海道界隈の風景もたくさん描いてらっしゃいます。


しまなみ海道の橋は、全部描いてらっしゃるそうです。


さて、美術館では、画廊ちっくなスペースもあり、平山作品の版画を販売していました。


ダー様は、一枚の小さな木版画に釘付け!


本人の落款がある、生前に刷られた木版画です。


1989年、院展に出品された「高野山奥の院」という作品です。


ダー様ってば「欲しい!買う!」とのたまうのです。


実はダー様、絵が好きなのです。


我が家には2つほど、ドイツの作家の素描と版画があります。飾ってます。


美術館の販売の方も、「この人、買いそう」とわかるらしく、これがいかに貴重な版画か、グイグイセールストークしてきます。グイグイ。


お値段66万円。


あー、これは買っちゃうな〜


って思ったけど、まずは私、


「カフェでいったん落ち着いて、お茶を飲みながら決めない?」


と、ご提案。


腹ペコアオムシだった私は、カフェでついつい瀬戸内名物のレモンケーキ食べちゃった!



ダー様は島名産のオレンジジュースをぐいと飲み干し、


「じゃ、買ってくる!」


と、落ち着いて考える間もなく(笑)、意気揚々と画廊スペースに戻っていきました。


ええ、お買い上げです。


実は、作品が描かれた1989年は、私達が結婚した年なのです。


「記念になるでしょ?」と、ニコニコ言われちゃいました。


あ〜、ダー様、嬉しそう。


販売員さんは、ダー様以上に喜んでくれて(笑)、カフェの代金2000円ほどを「手前どものサービスです」無料にしてくれ、なおかつ島名産のオレンジジュース2本をお土産にくださいました。


ダー様はそのあともずっと「絵を買えて嬉しいな、嬉しいな」と嬉しそうでした。


こんなに喜んでいるなら、いい買い物だね。


平山郁夫美術館で、販売してるんだから、まさか偽物ではないでしょうし。


それにしても、サイクリング旅行だったら、ナガノ展や美術館には到底寄れなかったはず。


サイクリングを諦めたからこその、経験や出会いがありました。


無計画だからこその出会いも、楽しいね。


だけど、いつかサイクリングしたいよ〜。(サイクリングは、山同様、計画&準備必須ですね)


続く