半弓の引き方+上達法+ゴム弓練習 | Hankyu Dojo YUMIYASAN

Hankyu Dojo YUMIYASAN

東京で唯一の常設半弓道場。半弓道が楽しめます。
4歳から年齢上限はありません。
弓道未経験の方でも簡単に楽しめます。
幼児、小学生を始め、大人も参加できる半弓道教室を開催

 

半弓の引き方!(基本編)

 

①椅子に座ります

 

②壁と並行して座りましょう

 

③利き手の違いはなく

左手で弓を持ちます

 

④V字の中心に弓をあてます

 

⑤親指は伸ばします

小指、薬指、中指を揃えて握ります

人差し指は伸ばしても、曲げてもOK

 

⑥矢筈を持ちます

 

⑦筈を中仕掛け(赤印)にはめます

 

⑧右手の親指を立て、他四本は握ります

 

⑨手を横にします

 

⑩そのまま、筈に向かって手を伸ばし

 

⑪矢筈をつまみます

 

*がっちりつまみましょう

 

⑫身体の中心に弓を構えます

 

⑬右ひじの位置は動かさず

左手を押します

 

 

⑭弓を押し開き、右手を唇まで引きます

矢の先で的の中心を狙いましょう

 

引きすぎない様にしましょう

【 悪い例 】

唇よりうしろに引きすぎ

 

【 良い例 】

唇の前まで引いている

 

⑯右手のつまみを離します

 

離すときの注意点

右手が頬から離れない様にしましょう

【 良い例 】

離れたあとも頬に右手が付いています

 

【 悪い例 】

離れと同時に右手が離れています

 

以上が簡単な半弓の引き方になります

より詳しい技術は半弓上達法をご覧下さい

 

ゴム弓練習はとても有効です

姿勢、弓を引く感覚を掴むのに適しています

 

ゴム弓(座右弓)の調整方法

買ったままの状態は「大弓用」です

半弓仕様に調整する必要があります

 

上のゴムを引っ張ります

長さは自身の引き味に近い感覚に調整します

わからない方はお持ち頂ければ調整します

 

長さが決まったら、輪っかを作り結びます

 

しっかり引っ張れば調整完了です

緩むことがあります

その際は再調整して下さい

ゴム弓練習法

①右手の形:Good!のカタチにします

親指以外の四本はしっかり握りましょう

開いていると、弦に指がかかる原因になります

 

②そのカタチのまま、横向きにします

 

③ゴムの部分を親指だけで挟みます

 

④左手:親指と人差し指の又で弓を押します

 

⑤中指、薬指、小指を揃えます

親指はしっかり伸ばしましょう

中指、薬指、小指の指先を揃えます

人差し指は伸ばしても、曲げても構いません

 

⑥状態を確認:「弓構え」です

 

⑦弓構えの状態から左手(押手)を押します

右手は引きません

 

⑧的に狙いが合う手前から右手を引いていきます

右手(引き手)は頬(ほほ)までしか引きません

身体を真っ直ぐ、後ろに倒れないようにします

 

⑨5秒~8秒静止した後、右手の親指を離します

離したあとも、右手は頬から離れません

左手(押手)は的方向に押していきます

しっかり左右に伸びていくイメージを持ちます

 

これを繰り返し練習しましょう

 

 【 悪い例 】

親指、人差し指、中指で摘まむ方法

指が弦にひっかかり、矢が散りやすくなります

しっかりGood!を意識して下さい

 

 

口割りをチェックしましょう

弓を引きこみ、右手(妻手)の位置が重要です

 

【 良い例 】

上唇と下唇の間に矢が来るようにします

 

【 ①悪い例 】

目の高さにしている状態です

狙いは下を向き、矢は下に外しやすくなります

 

【 ②悪い例 】

顎より右手(妻手)が下に位置している状態です

これは上に外しやすくなります

 

頬に右手を付けることを意識して下さい

位置を覚えれば矢が上下することがなくなります

 

【 会を意識 】

 

【 良い例 】

身体の中心が真っすぐ

この状態を「会」と呼びます

もっとも弓を引き絞った状態です

力のかける方向を矢印で表すと

弓手(弓を持っている左手)が強め

妻手(右手)はそれを支える程度に引きます

矢印の大きさにもあるように左手が重要です

 

【 悪い例 】

右手が強く、身体が後ろに倒れている

初心者の多くが背中が仰け反ってしまいます

引っ張る事に意識が行き過ぎているからです

身体の中心を意識してみましょう

 

「会」の時間も重要です

狙いが定まってから「5秒」数えましょう

早く離すのはNGです

 

 

手首の角度で、弓の押しが変わります

正しく押す為のアドバイスです

 

【 良い例 】

手首が真っすぐ

手首が曲がらず、真っ直ぐな状態です

弓に対して真っ直ぐ力を掛けることができます

注意点は弦が腕を払う場合があります

その為にも長袖を着用されると安心です

 

【 悪い例 】

手首が「くの字」になっている

弦で腕を払う為、この状態になる人がいます

 

【 悪い例 】

手首が入りすぎ「逆くの字」

弦が腕を払いやすくなります

また弓を握りすぎてしまう方が多いようです

 

正しく弓を押せると的中は向上します

ぜひチェックしてみましょう!

● 弓をしっかり握ろう ●

【 良い例 】

指が揃っている

親指がまっすぐ伸び

中指、薬指、小指の先が揃って平行です

見た目も良く、しっかり押せる形です

手の内(握り)は的中にとても影響します

ぜひ意識してみて下さい

 

【 悪い例 】

指がバラバラ

黄色い線がギザギザしています

指が不揃いで見た目もよくありません

また弓を手の平で押している状態です

弓をしっかり押すには不向きな形です

 

【 悪い例 】

握りすぎ

全ての指でがっちり握っています

押すより、握るに注力している状態です

これでは弓を的方向に押せません

 

【 悪い例 】

階段型

上からの押しが強くなるため、矢は下へ飛びます

 

【 悪い例 】

逆階段型

小指がかかっていないと弓は押しにくくなります

 

【 悪い例 】

中指の側面と親指の腹が離れている

親指と中指が離れてしまっている状態です

空間が出来ていると弓が押しにくくなります

 

弓を押すという感覚はわかりにくいものです

詳しくは、お越しの際にご質問下さい

 

姿勢を確認しましょう

【 良い例 】

身体の中心が真っ直ぐ

正しい姿勢は、中心に線が入ります

「中胴」を意識しましょう

左右のバランスがとれた、一番良い姿勢です

 

【 悪い例 】

退く胴(身体が後ろに退けている)

黄色い線が後ろに傾いています

右手の力が強く、矢は前(右方向)に飛びます

的方向に弓を押すことを意識しましょう

 

【 悪い例 】

かかる胴(的方向に突っ込んでいる)

この姿勢は矢を下に外しやすくなります

 

体の向きも意識しよう

【 良い例 】

くの字が緩やか

正しい身体を向きです

黄線、赤線が緩やかな「くの字」を描きます

 

【 悪い例 】

黄線、赤線が大きく「くの字」を描く

身体が的正面に向いています

左腕を的の方向に押しにくくなります

 

【 悪い例 】

腕、肩が一直線

弓を押しやすそうですが

詰まりすぎています

腕と弦が近づき過ぎ

腕を払いやすくなります

 

身体の向きは

人にみてもらうのが良いでしょう

姿勢が安定すると

弓を正しく押すことができます