海外旅行好きで、日々の光熱費や食費などの支払いでせっせとマイルを貯めている私

 

お金が貯まるよりマイルが貯まる方が嬉しい。

 

お金が貯まってもなかなか海外旅行には行けないけど、マイルには期限があるし、なぜか「マイルだから」という理由で行けてしまう。気がする笑

 

マイルで特典航空券にすると、キャンセルした場合、手数料を引かれることもなく全マイル戻ってくる。なので、そう深く考えずに予約してみた。

 

行く気はなかった。違うな。行ける気は全くしていなかった。

 

水際対策が大幅に緩和されたとはいえ、こんな世界情勢だし、私はワクチンを2回しか打ってなかったし、またじわじわと感染は拡大しつつあったし、義母の体調も悪かったし。

 

でも行けてしまった。どうせ期限切れになってしまうなら、せめてチケットに替えておこうくらいのつもりで予約した飛行機に乗って。マイル。やっぱり最高だ。

 

成田空港。アプリに届いたQRコードを端末に当ててチェックイン。

 



パネルの指示に従ってパスポートと自分の顔を登録し、スーツケースを台に置き、機械から出てきた荷物タグをつける。

 



出国は顔パス。もうパスポートを出すことも、何か質問されることもなく、ただカメラの方を向くだけでゲートが開いて、出国完了。

 

パスポートに出国のスタンプが欲しい方はこちら、と案内版があった。

 

搭乗ゲートでも、パスポートも搭乗券も不要。カメラの方を見るだけ。

 



コロナ禍の間に進化した空港に、すでに異国にきたかと思ってしまう。

 

成田ーフランクフルト15時間のフライト。ブリティッシュエアウェイズとエールフランスと共同運航でも、搭乗する人はわずか。

 

ロシア上空を回避して飛ぶため飛行時間が長いからか、世界情勢の不安からか、ただ旅行控えなのか・・・。

 

こんなに空席だらけでも、このサイズの飛行機で飛ぶとは、大きい飛行機でなければ15時間分の燃料が入らないのかも知れない。

 

JALのCAがわざわざ座席に「長いフライト時間になりますが、幸い今日は多数空席がございますので、自由にお使いになって寛いでください」と言いにきたので、「4席使って横になったりしてもいいでんすか?」と聞いてみた。

 

すると「もちろんでございます。」と。

 





機内食食べて、ワイン飲んで横になって寝ました。横になって寝れるんなら15時間ちょろいもんです。

 

爆睡していたらとんとんと肩をたたかれ、「起こしてすみません。今あんまりキレイにオーロラが見えているので。」と、CAに起こされた。

 

オーロラっ?! 飛び起きて空席の窓に飛びつく。真っ暗で何も見えない。「今ブラインドを開けますね。」とCAが言って、徐々に窓の曇りが取れてくる。

 

わぁ。と思わず感嘆の声が漏れた。生まれて初めて見るオーロラ。はっきりと濃い緑色をしたオーロラは3重のカーテンのように見えた。

 

「起こしていただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます。」

 

きっと、オーロラが見えると言って起こして不愉快な顔をされたことなんて1度もないのだろう。誰もが心を奪われるだけの相当な神秘。

 

白くなって雲みたいに見えたり、ぼわっと一瞬赤くなったりもした。ロシア上空を回避して飛んだルートだからこその奇跡。

 

機内の照明をすっかり暗くしてくれたらステキな写真が撮れたかもしれないけど、窓に明かりが反射してしまったり、窓の汚れにピントが合ってしまったり、私が興奮しすぎていた?せいでまともな写真なし。

 






一瞬たりとも見逃すまいと必死で窓にはりついていた。後で、動画なら撮れていたのかもと思ったけど、脳裏に鮮明に焼き付いているので良し。

 

ハーゲンダッツのアイスが配られたり、お菓子のおっとっとや、レモンケーキなどJALのおやつ美味しかった。

 

フランクフルトのホテルと街歩きに続く