ブラッチャーノ湖では古代ローマ時代には
すでにウナギ漁が行われていたそうです。
 
ローマ街道を通ってローマの市場まで届けられるウナギは
ローマっ子の間でも人気の食材だったとか。
 
ブラッチャーノ湖のウナギには漁期があり、
11月1日~3月31日までと決められていると聞きました。
なので夏には食べられないと思っていたのですけどね。
 
6月半ば、ウナギが食べたいというお客さまに
美味しいものはタクシー運転手に聞け!
ということでいつものドライバーに聞いたら
対岸の町トレヴィニャーノ・ロマーノのレストランを教えてくれました。
 
 
湖上のテラス席ハート
むちゃくちゃステキでテンション上がります飛び出すハート
 

 
まずは湖で漁獲されるラッタリーニ、
ラッテリーニなどと呼ばれる小魚のフライ。
 

 
泡モノにむちゃくちゃ合うんです酔っ払い
 

 
私はワカサギっぽいなぁと思うのですが、
お客さまはキビナゴに似てるとおっしゃいます。
 

 
頭から丸ごと食べられます。
内臓の苦みが少ないから確かにキビナゴのが近いかなぁ。
 

 
イタリアの前菜と言えばコレですね。
生ハムとチーズの盛り合わせ
 

 
アサリと花ズッキーニとプチトマトのソースで
小粒なニョッキを和えてありました。
 
小さなニョッキがモッチモチで不思議な食感。
Gnocchettiニョッケッティと言います。
 

 
コントルノ(副菜)は
今回の滞在でお客さまが初めて知ったというチコーリア
 
ハマってらっしゃいました。
ほろ苦くて美味しい青菜です。
 

 
メインのウナギはカッチャトゥーラ風
 
白ワインビネガーで煮込む甘酸っぱい味付けです。
ローズマリーがいっぱい入っているのは臭い消しですね。
 

 
イタリアではウナギを輪切りのブツ切りにします。
マグロもわりと輪切りです。
 
魚を開いて骨を外して調理するって、
日本独特な繊細さがあるなぁと思います。
 

 
ウナギの骨って火を通すと簡単に外れます。
なのでブツ切りでもぜんぜん問題なし。
 

 
食事をしている間にすっかり日が暮れました。
 

 
ブラッチャーノ湖に生息する白鳥は本当に人懐こいです。
この日もテラスの下に来ていました。
おこぼれのパンなどを期待してと思われます笑い泣き