何はなくともバールなイタリア。
カフェでも喫茶店でもコーヒーショップでもなく
「バール」という存在なんですよね。
 
日本にもドトールとかプロントとか、
よく似た形態のカフェがありますが、
イタリアのバールはもっと規模が小さいのです。
 
地元の人、それも決まったメンツだけが集うような感じ。
3歩歩けば別のバールがあるイタリアですが、
みんな決まったところにしか行かないというナゾルールが存在しています。
 
私も最近ではもっぱらブラッチャーノ駅前バール。
昔はあちこち行きましたが、
一人のときはもう他へ行くこともありません。
 
ただし、誰とも話したくない時だけ
いつも行かないバールへ行きます笑い泣き
 
 
さて、この日は夕方から
ブラッチャーノ湖を挟んで対岸にある町、
トレヴィニャーノ・ロマーノへ行くので、
その前にちょっとカフェをしてからというわけでいつものバールへ。
 
 
6月のイタリア、
晴れた日は16時を過ぎてからじゃないと外歩きはつらいかも。
 
西日の直撃するこの家は
ブーゲンビリアがグリーンカーテンになっています。
よく見ると2Fはベランダ滝汗
ほとんど覆われちゃって
真ん中にちょっとすき間があるぐらいでした笑い泣き
 
 
水辺の街路樹の下を歩く分にはサイコーですキラキラ
直射日光にあたらなければ、
湿度がないのでとても涼しいのです。
 
 
ティッリョと呼ばれる木の花が満開で
町中に芳香がただよっています。
 
日本では、ボダイジュとかリンデンとかシナノキと言うそうです。
見たことありますか?
 
 
トレヴィニャーノでは湖岸の街路樹になっていて、
湖を渡る風に花の香りが乗って、
町中がティッリョの芳香に包まれていました。
 
 
相変わらずフォトジェニックな旧市街飛び出すハート

 

 

 
 
ブラッチャーノ湖で漁をする漁師さんたちの町だったそうです。
 
湖の水位が今より高かったので、
船に乗ったまま家の前まで来ることができたとか。
 
 
旧市街から出て湖に向かってたくさんの脇道があるのは、その名残だそうです。
 
 
旧市街の中ほどから教会を抜け、
トレヴィニャーノの城跡まで登っていきました。

 
振り返ると湖一望の絶景が広がっています。
昇るのは大変だけど、ぜひ行ってみて欲しい場所ですハート
 
 
城跡への階段道の両脇はハーブ天国でもあります。
 
最近の私は、食べられる野草と
そうじゃないものの区別がつくようになってきているので……
 
 
ミントフィノッキエットの葉を摘むことができましたキラキラ
 
野生のハーブってベランダ菜園のそれと、
香りがぜんぜん違います。
なんというか、強くて濃くて強烈なのです。
 
夕方のお散歩終え、ベンチに腰掛けてひと休み。
そして、お客さま念願のウナギを食べに行きました。