おひとりさまツアー5日目はお城の見学です。
いつもはキッチンとかお部屋とかの写真を撮ってますが、今回はちょっと趣向を変えて、
細かな部分にスポットを当ててみました。
オルシーニ家が全盛期に贅の限りを尽くしたデザインにご注目ください。


 
2日目のアングイッラーラ町役場の市長室で観たフレスコ画。
それと同じ職人集団によるフレスコ画がブラッチャーノのお城にも描かれています。


 
キリスト教とはまったく関係ないモチーフで、とにかくカワイイッラブ


 
この部屋はローマ法王滞在時に謁見室として利用されていたそうです。
お城のなかに入って階段を昇り、最初の部屋になります。


 
漆喰がボコッと出てる部分もあり、立体的な模様になっています。
ゴールドの使い方とか、本当に私のツボなんですよねチュー
いつまでも観ていたくなる天井画です。
 
 


 
この日は学校ツアーや個人ツアーが多かったせいか、いつもと見学ルートが変わってました。


 
皇帝の間の手前で外へ出されまして、そしたらキッチンのある広場に出ました。
右下にぽっかり空いてる扉から出たんですけどね。
でも、それによって、ナゾだった左の立派な扉が皇帝の間につながってることが分かりました。
私、相当ブラッチャーノのお城の構造に詳しくなってきてます笑い泣き


 
だからこんなに立派な入り口だったんだわ。
お城の招待客たちはこの広場に面した部屋に宿泊していたそうなんですが、
パーティーのときはこの扉から皇帝の間に入って行ったんですね。
そりゃ、これぐらい立派じゃなくちゃだわ乙女のトキメキ乙女のトキメキ乙女のトキメキ


 
天使の彫り物とか天井のフレスコ画とか、とーってもステキ。
フレスコ画が消えかかっているのが本当に残念。
雨ざらしですからねぇ……修復すればいいのにな。


 
扉の取っ手もゴージャス、というか、この組み合わせはいったいはてなマーク
ライオンか人面かな。
そこにパックリと口を開けた魚が2尾です。


 
扉の周りの石彫りも細かくてすごいです。
ここまでディテールにこだわることができたのは、やっぱり相当なお金持ちだったからですよね。
もちろんひとつひとつが手彫りでしょう。
いやー、ほんとにすごいのひと言だわ。
 
さて、向かって左奥から再びお城のなかに戻ります。
 

 

 

この見学コース、なかなか面白かったけど、たぶんこの日だけだったと思います。
皇帝の間をなにかのイベントで使っていたようなので。


 
あとはいつものとおり、お城の上に上がっておしまいです。
ここまでわりと大急ぎで観て1時間。
じっくり観たい方は2時間ぐらい見学時間を取られたほうがいいかな。
 
このあと、お城の前にかまえるフラスケッタでポルケッタランチでーす!