ローマ中心地からの日帰り観光で、おそらくナンバー1人気なんじゃないかと思います。

Civita di Bagnoregioチヴィタ・ディ・バニョレージョ。


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この丘の上の村は正式には「Civitaチヴィタ」。

この村のある辺り一帯が「Bagnoregioバニョレージョ」。

というわけで、ググってみると、チヴィタとかバニョレージョとか、

はたまたチヴィタ・ディ・バニョレージョとか出てきますが、まぁ、どれも正しいです。


チヴィタは、Cittaチッタの昔の言葉。

英語で言うところのCityシティでしょうか。

町や村など人が住んでいる場所のことです。


ローマの外港、Civitavecchiaチヴィタヴェッキアは、古い町って意味ね。

イタリア各地にチヴィタという地名があるので、バニョレージョとつけたほうが分かりやすいですね。



Bagnoregioバニョレージョって、ヘンな名前だなぁと思っていたら、

Bagno del Reバーニョ・デル・レが、長い間に音が変化してそうなったらしい。

Bagnoバニョ=お風呂+Reレ=王さま

「王さまのお風呂」というのが町の名前の由来だそうです。


ブラッチャーノもそうだけど、この辺りは火山帯ですからね。

昔から良い温泉があちこちで沸いていました。



バニョレージョは相当むかしから人が住んでいたそうで、

エトルリアよりも前、紀元前15~8世紀のVillanova鉄器時代にまでさかのぼることができるらしい。

イタリア先住民ですね。


で、もちろんエトルリア人も住み、その後、ローマに征服され、

さらにローマ人も北からの政略者に苦しむことに・・・。

そのなかの1人、ロンゴバルド族のデジデリオ王が、

このバニョレージョのお湯に癒されるためにたびたび来ていたそうで、

そこからこの「王さまのお風呂」ってことになったらしい。


なんか、日本の秘湯「将軍の湯」っぽい!(笑。




チヴィタの村の中もめっちゃかわいかったです!

ちょこちょこしたお土産屋さんも多く、昼休みもなく営業してました。

まだ観光シーズンだからかなぁ。


中心広場にあるオリジナルの香水を売ってるお店がすてきでした。