痛みについて (・∀・) | ちゃーちゃんのつぶやき 人は人、自分は自分、皆に好かれなくても良い!どんな自分も許す 65歳からはやりたい放題

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クローン病だけど…
病気は、私の個性
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▼ 痛みは、警告アラーム。

 

▼ 痛みは、脳が認識する。

 

▼ 痛みは、神経の末端が信号を受け取り、電線である神経を通じて脳に送られる。

神経は、情報を伝えるためだけの電線で、それ自体は、切られても痛みを感じない。

 

▼ 神経は、専門化されている。
視神経は、光だけに反応する。

聴覚神経は、音だけに反応する。

痛み専門の神経は、痛みだけに反応する。

▼ 神経は、スイッチのON、OFFのみしか伝えず、強弱は伝えない。

痛みの強弱は、“活動電位の発火頻度”が関係する。
つまり、反応する頻度が高い時は強く感じ、少ない時は弱く感じるという仕組みになっている。

 

▼ 痛み専門の神経は、全身、どこにでもあるわけではない。

 

◎ 痛み専門の神経がないところ
・髪、爪、骨 (大腸、肝臓、すい臓、脳 ・・・)

 

◎ 痛み専門の神経があるところ
筋肉・腱・靭帯・膜(脳や内臓に関するものも含む)など、からだの中で“伸び縮みするところ”

厄介なのは、筋肉・腱・靭帯・膜は、レントゲンやMRIで異常を見つけるのは、とても困難。

▼ 細胞に酸素が届かないと、警告アラーム痛みが起きる
血管は、酸素や威容を届け、二酸化炭素や老廃物を回収する
細胞に酸素が届かないと酸欠状態になり死んでしまう。これを防ぐため、警告アラームとして痛みがあり、脳に知らせる。

 

▼ 痛みの種類
1、切創や打撲、捻挫などの外傷(ケガによる痛み)
2、筋肉を筋力以上に動かした時の痛み(運動による筋肉痛)
3、特別、何かした訳でもないのに痛む(慢性的な痛み)

 
◎1 切創や打撲、捻挫などの外傷(ケガによる痛み)
切創や打撲、捻挫は、血管(毛細血管等)が切れてしまう。すると、その周辺の細胞の血液供給が止まり、酸欠になり痛みを感じる。

痛みは、切れた血管が修復されるまでおさまらない。

◎2 筋肉を筋力以上に動かした時の痛み(運動による筋肉痛)
筋肉を動かすとき、エネルギー源として酸素とグルコース (ブドウ糖)→炭水化物 を使う。
日頃、あまり運動しなかったのに、突然、激しく筋肉を動かすと、酸素の供給が追いつかなくなる。すると、筋肉に蓄えてるピルビン酸という物質が乳酸に変化。乳酸が酸素の代わりになり筋肉は動き続けられる。

乳酸は役目が終わると、静脈から排出される。でも、普段からあまり運動していない筋肉は、排出が十分に行えずたまってしまう。
そして、酸素の通り道の血管をふさぎ、酸欠状態になり痛みを感じる。
たまった乳酸は、一週間程度で自然に排出され、痛みが治まる。
 
◎3 特別、何かした訳でもないのに痛む→慢性痛

▼ 痛みと炎症

医療者は、痛みの仕組みは“炎症”と教育される。
炎症とは、ウイルスなど体外から影響を受けたものと、体の組織が何らかの原因で損傷を受けたものとされる。
しかし、ほとんどの慢性痛に“炎症反応”は起こっていない(炎症細胞も確認されていない)。
このため、ほとんどの医療の現場では「痛み」として取り扱われることはない。


そして、なぜ痛むのかさえわからないまま、「腰痛症」や「腱鞘炎」、「変形性股関節症」という診断名がつけられる。
治療は、痛み止めの薬やシップ、麻酔の注射で、その場をしのぐ。

実際は、この『慢性痛』の場合も、細胞が「酸欠状態」になっているだけ。

▼ 神経の先端
感覚神経の先端には特殊なセンサー受容器があり、専門に特化した固有の形をしている。
そして、これらには次の4種類があります。

“痛み”を感じる神経(痛覚ニューロン)
“熱い”を感じる神経(温感受性ニューロン)
“冷たい”を感じる神経(冷感受性ニューロン)
“触れている”を感じる神経(触圧覚ニューロン)


痛みを感じる神経の受容器は、“自由神経終末”と“ポリモーダル侵害受容器”の2種類がある。特にポリモーダル侵害受容器は慢性痛と深い関わりがあります。

▼ 筋肉
痛みを感じるふたつの受容器は、筋肉・腱(けん)・じん帯・膜など、からだの中で“伸び縮みするところ”にある。
この中で、痛みと深い関わりがあるのは筋肉。
特に、筋線維と筋膜の間に痛覚受容器が多く存在し、これらが反応していると考えられる。

 

◎ 靭帯

じん帯とは、骨と骨をつなげる。じん帯そのものは関節を動かさない。動かすのは筋肉。

ねん挫とじん帯損傷は、同じ場合ば多い。

 

◎ 筋肉と腱の違い

腱(けん)は、骨格筋が骨に付着する部分のこと。 筋肉は赤く伸縮性があるのに対し、腱は白くて硬く、伸縮性はあまりない組織。骨格筋のはたらきをサポートするとともに、体の構造を安定させる役割がある。


▼ 固い筋肉
筋肉が緊張し硬くなって、痛みが起きる。
硬いと言いましても、柔軟性のことではなく、触ってみて、軽く押してみて「硬いかどうか?」という意味。

▼ 筋肉が縮むチカラ→ 血管を圧迫 → 血流悪化 → 酸欠 
筋肉が緊張し硬くなることで、縮むチカラがはたらきます。
この、“縮むチカラ”により、筋肉の中を通っている血管を圧迫して細くし、血流が悪くなり、酸欠状態になる。

▼ 発痛物質
酸素が不足すると、細胞は“ブラジキニン”や“ヒスタミン”という『発痛物質』を放出します。
この発痛物質に“痛覚ニューロン(ポリモーダル侵害受容器)”が反応し、痛み、シビレ、重い、だるいなどの症状を呈します。

▼ 医学部のテキストの内容
この事は、標準生理学という医学部で学ぶテキストにも記述されています。

*********引用*********
筋の収縮によって痛みが起こる。
ーー中略ーー
筋の血流を止めると痛みが起こる。筋収縮時の代謝産物として発生する乳酸やカリウムイオン、セロトニン、ブラジキニン、ヒスタミンなどが過剰に蓄積して痛みを起こすとされている。
ーー中略ーー
血流改善が「こり」、「しびれ」や「痛み」の寛解とかかわっている。