この記事は妊娠、中絶などの繊細な内容を扱いますので不快感を覚える方は閲覧なさいませんようお願い申し上げます。
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本当に自分が流産したのか実感がないまま、ただつわりもなくなり赤ちゃんの心拍は止っているこの現実。
パートナーにいったけど、
そうかー。まあ仕方ないやね。確率の問題だし。とやっぱり予想通りの温度感のない答え。
パートナーはサイコパスなオリオン星人だからね。感情という物が欠落しているのよ。
悲しいという感情は彼の辞書にはないの。嬉しいもないけどね。
私は布団の中で検索魔になっていた。
稽留流産 確率
稽留流産 手術
稽留流産 自然排出
稽留流産 なぜ?
なんてもう調べまくっていた。
そして産むと決意してから、新生児を抱きしめたらこんな感じかな。
もう一度母乳をあげられるのかー。すごいなー、上の子たちにはこうやって遊んで貰おうとか名前は男の子ならこれ、女の子ならこんなのがいいなー
なんて妄想して喜んでいたからこそ、
その未来がもうないのだと知って絶望した。
眠れぬ夜を過ごした。
次の日も普通に仕事。
おはようございます。と言った私の声は自分でもびっくりするくらい元気がなかった。
笑顔を作ろうとしても上手く作れず、人と目を合わせることができない。
でも意を決して園長には伝えなければ。
「あの、お腹の赤ちゃんのことなんですけど・・・。実はだめでした。」
ここまで言ったら初めて、流産だと診断されてから初めて涙が出てきた。。
そしてあふれ出して止らなくなってしまった・・・・・・。
園長は冷静に聞いてくれた。私も冷静さを取り戻そうとしたけどこれが中々難しい。
でも時間にしたらたった3分。私はたった3分だけ泣いて泣き止んだ。
ああ、自分は涙もでないくらい平気なのかと思っていたけど、ちゃんと悲しいんだなと
悟った。やっぱり悲しいよ。うん。悲しい。だって希望が消えちゃったんだからさ。
涙で真っ赤になった目のまま、私は通常業務に戻る。
この日は一日笑顔が下手くそだった。
こういうこともあるからやっぱり妊娠報告は安定してからがいいなと切実に思ったよ。
それから死んでしまったけどまだお腹にいる我が子はいつ出てくるのか、それとも手術で出すのかを迷った。
手術で掻き出すよりも、痛くてもいいから自然に出してあげたいなと思った。
自然排出のブログを読みあさった。人によっては1週間くらいで出てくる人もいれば、
なんと2ヶ月かかった人もいるんだって。
読めないからこそ、不安にもなるよね。
でもわたしは待つことにした。