雌雄同体のかたつむりの中には、恋矢(love dart)と呼ばれる刀剣のようなものをもっているものがいます。交尾の時にそれを相手に突き刺します。恋矢が相手に刺さると、粘液が相手の体内に注入されます。まさにlove注入です。この粘液により、相手は自分と違う相手と交尾しなくなります。恋矢を刺すことによって、自分の精子をより多く相手の卵子と受精させることができます。しかし、刺された相手の寿命を3/4にまで縮めてしまうことも確認されています。
かたつむり、ゆっくりゆっくり動くおっとりした生き物だと思っていました。
でも、意外に粘着質で激しい性格のようです。
今年の夏、私のかたつむりのイメージがガラッと変わりました。
やなもの見ちゃったな。
正直、知らない方がよかったなとも思います。
だから、かたつむりに対して、やさしく穏やかなイメージを大切にされたい方は、
ここでさよならした方がいいかもしれません。
そんなこと知ってたよ
とか
好奇心の方が強い方は、お付き合いください
こんなに激しいのか!かたつむり!
我が家の庭に、かたつむりが大量に住み始めました。
夏は、かたつむりの恋の季節のようで
何度も何度も恋する場面に出くわしました。
愛を語っているかたつむりです。
触覚だと思われる突起物はそれぞれ2本ですね。
2本だった触覚が増えていませんか?
これが、本物かどうかはわかりませんが、
かたつむり特有の恋矢(love daet:れんし)でしょうか。
恋矢の役目を知ったら、LOVEでも何でもないじゃん。
ただの独占欲と自分の遺伝子だけを残したいという欲望の塊に見えてきました。
刺された相手もたまった物ではありませんね。
寿命が縮まるのですから。
かたつむりがただのかわいい生き物じゃない。
あれ?
2匹とも恋矢を刺してない?
その理由もわかりました。
両方雄であり、雌なのです。
かたつむりは雌雄同体。
雄なのに雌、雌なのに雄。
交尾の時は、お互いにlove注入ってわけです。
移動がゆっくりなかたつむりが異性に出会う機会が少ないので、
雌雄同体で、お互いに子孫を残せるようになっているのだそうです。
ネットで見ると、恋矢は本当に刃のように鋭くとがっています。
だから、私が見た物は、恋矢ではないのかもしれません。
とはいえ、ゆっくりおっとりのイメージはなくなりました。
ゆっくりだけど、激しいかたつむりです。
ここから先は、さらに気持ち悪いです。
勇気のある方、好奇心のある方だけお願いします。
別の場所にも激しいかたつむりのカップルがいました。
カサブランカの葉っぱの影でいちゃついていました。
なんだか、お邪魔しちゃったみたいで、申し訳ありません。
子孫を残すためとはいえ、びっくりかたつむりでした。
いいわけですが、
こんな場面が撮れているとは、夢にも思っていなかったんです。
カメラの画面ではこんなにはっきりとは見えなかったので、
仲良くしているな程度の認識でした。
パソコンに落としたら、びっくりするような場面が並んでいたのです。
本当は、まだまだあるのですが・・・
写真は、時として見たくない物まで写してしまう物なんですね。
最後までお付き合いしてくださった方、
ありがとうございました。