図書館で借りていた

『パンとスープとネコ日和』*群 ようこ

サクッと読み終わりました



群さんの文体は優しく温かさもありながら

地に足がついてる感じがして好きラブラブ



私は主人公アキコさんと同年代なので

共感する部分も多かったです



アキコさんは人に対しても仕事に対しても

誠実にまじめに向き合う女性



気ままに自分の店(メニューはパンとスープだけの店)を開けて疲れたら休む


頑張り過ぎず、ほどよく力も抜けてる人


私ももう一度ヘアサロンをオープンしたくなった



今度はじめるとしたら

例えば…カットとヘナだけの店


スタッフはわたしだけ


利益は生活できるだけあればいい


そんな風なイメージも湧いて

ちょっとだけワクワクできた



夢の種を植えようかな?




*人々は飽きっぽいから

移り変わる流行を追いかけて

店に足を向けてくれても

そのうち走って

通り過ぎていくかもしれない



商売をする人のリアルな不安


冷静な目ももたないとね



本文中に出てきた

アキコが店に活けてるアストロメリア


読みながら

どんな花だろう?

と思って検索したら


このお花でした


この花だったら私も良く買うなぁって

本当に日持ちするし

リーズナブル


地味に見えて数本まとめて

ラフに活けると華やか



群さんの作品は


いつも平凡に見える毎日に

ちょっとした問題や事件が起こる


その中でも

愛猫たろちゃんとのお別れは

悲しかった


そんなちょっとした問題は

ゆったり流れて行く毎日の

スパイスになってるんだろうなぁ



日々の小さな部分に

幸せってあるんだよ 

と教えてもらった気がする