先日、 展覧会コーディネーター オーストリア国家公認観光通訳ガイド 幸子さんのツアーで、ウィーン美術史美術館 クンストカンマー(工芸館) に行きました。

 

夕方6時半集合の夜のツアーですが、以前より日が長くなっています。

 
 
豪華なエントランスホール。
いつもは階段を上って絵画館のほうに行くのですが、
今回は階段を登らずに、エントランスホールからすぐ左手にあるクンストカンマーへ。
 
実は私はクンストカンマーをいつも素通りしてしまっていて、行くのは初めて。
 
1
 
夜のとばりにクンストカンマーの輝く工芸品はとてもよく似合いますキラキラ
 
展示ホール自体が豪華。
 
 
 
金色の水差し。
尻尾のところに水を入れる場所があって、口から水が出る仕組みだそうです。
 
 
当時の王家は、来客時には自慢の宝物をこのようにひな壇に並べて見せると同時に、自身の財力をも示していたそうです。
 
 
ルネサンス後期の彫刻。
 
ローマ帝国軍の兵士が近隣諸国の女性を誘拐していく場面が題材になっていす。
ルネサンス後期の特徴として、
頭が小さい、
手足が長い、
体をひねったポーズ、
があったそうで、
誘拐される場面は、体をひねるポーズにうってつけだとか。
 
 
当時の貴族のゲーム。
 
 
この宝物館のハイライト、『Saliera (サリエラ(黄金の塩容れ)』
 
本物の金を打ってこのような形にしています。
塩コショウを入れるように作られていますが、実際に使われることは無く、装飾品だったそうです。
 
 
王侯貴族のおもちゃ。
大砲が出たり、動いたりします。
宴の席での一興に動くおもちゃが披露されたそうです。
 
 
カメオ。
天然石の色を生かして、背景になる色と浮き彫りになる色を製作開始時から検討を付けて彫っていったそうです。
 
 
 
油絵のように見えますが、
薄~く切った石を貼り付けています。
 
この絵の中の色は全て、天然の石だけで作られているそう。
このような色んな石を集めて、薄く切り、絵を完成させるのは本当に大変な労力だったろうと思います。
 
 
日本の棚も宝物として展示されています。               
 
 
 
1.5mほど高さがあったと思いますが、1個の水晶を彫って作られたそうです。
 
 
 
きらびやかな黄金の食器のそばに
 
 
日本の伊万里焼も展示されていました。
当時から日本の工芸品は重宝されていたそうです。
 
 
ツアーの後は、参加者の方々と美術史美術館の 壮麗なカフェで赤ワインを飲みました。
 
こんな贅沢な空間がカフェなのですキラキラ
 
 
赤ワインも美味しかった~。
オーストリアの赤ワインの定番、ツヴァイッゲルトを飲みました。
 
解説無しだったら、ただ眺めるだけの工芸品も幸子さんの説明を聞きながらだととても楽しくて興味深い。
 
ウィーンにはこんなに素敵な美術館が沢山あるのに、ツアーが無いのなら、ついつい美術館から足が遠のいてしまう私なのです泣き笑い
 
展覧会コーディネーター オーストリア国家公認観光通訳ガイド 幸子さんのホームページはこちら
 
 

 

同じネタで投稿する

 

他の投稿ネタを確認する