展覧会コーディネーター オーストリア国家公認観光通訳ガイド 幸子さんのツアーで ウィーン分離派会館の後は、ウィーン郊外13区にあるクリムト・ヴィラに行きました。

 
 
クリムトは1911年から晩年の1918年まで、ウィーン13区のヴィラをアトリエにしていました。
 
 
お天気が良く、広さ6,000平方メートルには庭園小鳥がさえずり、花が咲き始めていました。
 
 
ヒヤシンス

 
サクラソウ(プリムラ)

 
当時の応接室が再現されています。
 
 
クリムトは浮世絵が大好きだったそうで、沢山壁に掛かっています。
 
 
当時の模様のまま再現された絨毯。
 
 
クリムトは鎧兜も好きで、本物を所持していたそうです。
 
 
アトリエから見な庭。
良いお天気でほのぼのします。
 
 
当時のままに再現されたアトリエ。
 
 
これらの絵は全てレプリカです。
 
 
ウィーン郊外のヴィラなので、観光客は皆無で、私達ツアー参加者(約10名)だけの貸し切り状態でした。
 
 

「クリムト・ロスト 失われたクリムト」

 

クリムトの作品は、世界的に有名で世界各地の美術館に展示されています。

 

しかし、第2次世界大戦中にナチスによって略奪された後に焼却されたり、

紛失したり、

ナチスにより接収され長い年月を経て本来の所有者に返還された作品など、様々な運命を辿っています。

 

また当時のクリムトへの絵の依頼者が、ユダヤ人の裕福な階級だった人々が多かったため、ユダヤ人迫害の際に絵が所有者の手から離れることが多かったのも大きな原因です。

 

このクリムト・ヴィラでは、

失われた個々作品をレプリカで紹介すると共に、その問題について考えるという、クリムト作品を新たな視角から見直す展示がなされています。

 

 

 

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