先日はウィーン美術史美術館のイタリア・スペイン絵画ガイドツアーに参加しました。
今回は夕方スタートのツアー。
夜に美術館に行くのは初めてです。
ウィーンには沢山の美術館があり、もう20年もウィーンに住んでいるというのに、まだ全部の美術館に行っていません
今回は友達の幸子さんがウィーン美術史美術館のイタリア・スペイン絵画のツアーを開催していたので参加しました。
エントランスから入るとゴージャスな階段を上ります。
その階段の上にはルネサンス様式の天井画。
イタリア北部やスペインはハプスブルク帝国領だったこともあり、ウィーン美術史美術館のイタリア・スペイン絵画コレクションはとても充実しているそうです。
中期ルネサンスのラファエロの『牧場の聖母』
聖母マリア、幼子イエス・キリストに幼児洗礼者ヨハネを加えた3人の組み合わせが3角形の安定した構図になっているそうです。
優しいマリア様の表情が素敵。
後期ルネサンスでは、頭部が体に比べて小さく、体をひねるポーズが主流だったそうです。
『スザンヌの水浴』
これも後期ルネサンスの絵で頭が体に対して小さい。
ティツィアーノの『この人を見よ』
捉えられたイエス・キリストを何とか放免しようとしたローマ帝国の第5代ユダヤ属州総督ピラトは、彼を鞭打たせ、その哀れな姿を群衆に見せて、彼らの怒りをなだめようとする。
ピラトが群衆にキリストの処分について問うと、「磔にせよ」という答えが返ってくるという場面。
スペインハプスブルグ家のマルガリータ王女。
フェリペ4世は世継ぎ問題に悩まされ、妹の娘マリアナと結婚。
叔父姪の間柄での結婚でした。
この2人の間に生まれたのが、「マルガリータ王女」です。
ヴェラスケス作
マリアテレジアの息子たち。
2人とも男前
ジュゼッペ・アルチンボルド作「夏」。
顔が野菜で出来ています。
枯れ木で描かれた「冬」
前知識なく感性で絵を鑑賞するんのも良いですが、
時代背景や絵にまつわるエピソードを聞きながら鑑賞するとさらに興味深かったです