前々から検討されている厚生年金のパート労働者への加入拡大。
現在検討されているのは
雇用保険と同じ適用範囲の1週間20時間以上労働者。
(現在は概ね週30時間以上)
保険料負担が発生すると言われても
どれくらいの負担になるのかピーンと来ないとのことで
厚生労働省が試算してみたそうです。
例 46歳女性 月給10万円
サラリーマンの妻(国民年金3号被保険者)の場合
厚生年金保険料 97,000円/年 負担増
健康保険料 65,000円/年 負担増
単身者・自営業者の妻・共働き妻(国民年金1号被保険者)の場合
厚生年金保険料 84,000円/年 負担減
健康保険料 単身者 8,000円/年 負担減
共働き 5,000円/年 負担減
自営業者 11,000円/年 負担増
その方が幾ら年金を受給できるのかというと・・・・
この条件で1年加入した場合は
生涯で 173,000円
単純に考えて、上記の方の場合、
サラリーマンの妻の方は負担と給付がほぼ同じくらい。
それ以外の方は給付が多い。
もちろん、加入が1年ではなくそれ以上、
また、お給料ももっともらい、保険料をもっと支払ったら
もっと金額は増えます。
ですが、健康保険も同時に加入することになるので、
万が一の時には傷病手当金を受給できたり、
出産の際には出産手当金を受給できたり、
その他、加入する健康保険によっては他にも給付があったりもするので、
一概にお金の面だけでは判断できないかと思います。
ただ、パート労働者への加入拡大は事業主の負担も同額増えるので
なかなか議論が進まないでしょうね・・・