先日はママの誕生日に相次ぎ、

またすぐに今度は

叔母(ママの妹)の誕生日に

お呼ばれして来ました。



キルギスはこんな風に

いくつになっても

誕生日をお祝いし、


そして家族主義の為

親戚同士が近い関係で

人数も多いので、


その機会はとても多く

なります。



おばちゃんの誕生日にも、

ママの時と同じ様に

家族総出で作った

たくさんのごちそうが並びます。



こちらはフンチョーザという、
太めビーフン炒め。


羊肉のサムサもありました!

下に見えるのは、米入の
ショルポという羊肉の
ダシのスープ。


さて、こんな風に

キルギスは年がら年中


〇〇さんの誕生日、

〇〇さんの結婚式、

〇〇さんの〇〇パーティー

〇〇の〇〇……


みたいな感じで、

無数にお呼ばれがあり


年中ごちそうをお呼ばれしに

色んなお家へ行く機会が

多いのですが、



その時に思う事は、当然

「食事を出す側は

さぞかし大変だろうな」

という事。



実際、こちらがホストに

なった時にも

朝の8時から

買い出しに出かけ、


更にキルギスは文化的に

❝お客さんファースト❞

的な側面がある為、


不意にアポ無しで

お客様がやって来る

事も多く、



1つのグループが来て

お料理と共に数時間

おしゃべりなどして、


ようやくお開きに

なったかと思えば

 


すかさず入れ違いに

別のグループが

お祝いにやって来て


またワンクールはじめから

ごちそうを出して数時間…



その間、キッチンや

洗い場は大忙し。



嫁の私は、

❝ケリン(嫁)の仕事❞として

お客様へのお茶淹れが

あるので


皆さんのお茶が

空にならないか

目を皿の様にしながら

チェックし…🤣



という様な事を1日中繰り返し、


ようやく全て終わったのが

23:00頃でした。


自分の予定も一切立てられず、

本当に丸一日付きっきりなので

当然ですが、疲労困憊です😅



もしこれが日本なら、

アポ無しでたくさんの

お客様達が入れ替わり

立ち替わりでやって来たり、


そのお客様達の為に毎度

生地からパイやらパンを

作って焼いたり、


他にもたくさんの料理を

一から作ったり…


などという事は

よっぽどでなければ

一般的にはあまり

ないと思うのですが、


キルギスでは全てが

基本的に全て手作り!



粉もの、例えば

パンやパイ、麺類、

餃子などの包み物も

全て一から手作りで


しかもお客様の数も

何十人になる事もあるので、


本当にキルギスの女性の

料理スキルは全体的に

半端なく高いのです!



ママの誕生日の日、

全て終わった後に兄弟達に

この文化についてどう思うか

聞いてみました。


しかし意外にも、

返ってきた答えは

とてもポジティブな

ものでした。



「毎日じゃないんだし、

いいと思う。

こういう事は必要だと思う。」



誕生日の時には、

参加者一人一人が

誕生日の人への

お祝いのメッセージを

述べるのですが、


それもとても心温まる

胸が熱くなり心に刺さる、

素晴らしい瞬間でした。



そしてふと、日本には

少しでもこういう機会が

あるだろうか?と

考えましたが


私の知る限りは、

ありませんでした。



父母が、きょうだい達が、
夫や妻が、子ども達が、

改めて真正面から
祝福の言葉を述べる。


眼の前には、全て
一から作ったごちそうが
所狭しと並び、

親戚や友人達が
代わる代わるやって来て
料理と共に語らい合う。


そんな事を大切にする文化。


確かに大変ではあるけれど、
これが必要か不必要かと
考えた時に、

失くしたくない文化だな

と思いました。


更には、今の日本は
こういう❝面倒な事❞を
こそぎ落として来た
のではないか、と。


便利にはなっているけれど、
なんとなく孤独感や
空虚さも漂う、
そんな今の日本。


キルギスに来る度に、
そんな事を思います。


どちらの文化にも
良さがたくさんあるけれど、

私はキルギスの
こういうところ、
めんどくさいけど
好きだな、と。



さて、また来週は
結婚式にお呼ばれして来ます😂
 

またかいっ!
はい、またなんです!!
キルギスですから🤣


ウズベク人×キルギス人の
カップルなので、

ウズベク人の新郎に合わせて
ドレスはウズベキスタン風に
超ギラギラのハデハデが
良いらしいです🤣


「ドレス買いに行くわよぉっ!」
とママに言われて、

初のギラギラのハデハデ
デビューの日も近い…?


乞うご期待🤭🤭🤭