私がお休みの日は私のベットに上げて小夏とゴロゴロが休日の過ごし方でした。
仕事の日はササミを湯がいて割いて食べさせて、おクスリを飲ませて、ジャーキーを数本与えて淋しくないようにテレビを付けて仕事に行きました。

もう何年もずっと同じことを当然のように繰り返して来ました。

だけど今はそんな普通で当然のことが遠い昔のことのように思えて、サークルの酸素室に安静にしている小夏を見てやっぱり涙が溢れます。
小夏は寝ているから隠れて泣いています。

あんな普通の当然の毎日はやって来るのかな、、
また茹でたササミをワンワン言って要求するかな、、
パパの帰りをワンワン言って大騒ぎで待ってくれるかな、、

昨日は峠を越すことだけを願い祈り他のことなんて考える余裕はなかった。
だけど命が繋がりつつあるかもしれない今は、後どれくらい生きてくれるのかと、あんな普通で当然の毎日に小夏を戻してあげれるのか、、

今回生き延びても先は長くないことを昨日先生に言われた時は、とにかく今日頑張ってほしい、明日の朝を迎えてほしい、とそれだけ祈り気持は張り詰めていました。
今回生きてくれたら欲張りは言わない。
言えないと。

今日一緒に朝を迎えて安心した後からまた別の恐怖で胸が張り裂けそうになっています。
頭では理解していても明らかに命が長くない現実を突きつけられた実感が昼前から襲って来ました。

今朝病院に行くタクシーから小夏はお外を眺めていました。
ドライブが大好きな小夏。
たまたまタクシーが床屋の前に止まり床屋のクルクルを釘付けで見ていた小夏。
タクシーの運転手さんにワンと言って愛想笑を振りまいた小夏。
ジャーキーを見せたら一本をゆっくり時間をかけて食べた小夏。

今はどんな小夏も愛おしくて、どんな小さな場面も見逃さないで心に焼き付けています。

泣いてはいけない。
泣いてはいけない。

だけど朝を迎えられ少し気持が緩み、元気だった時の小夏を思い出し止めどなく涙は溢れます。

一杯泣いて一杯思い出して、また頑張ります。

私がしっかりしなきゃだから‼️
小夏が起きたらまた明るく笑顔のママに戻ります。

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