一昨日の夜、突然呼吸が早くなり小さくハアハア言い出した小夏。
仕事から帰宅した時は喜んで出迎えてくれたのに何が起きたの?
一晩中お座りの姿勢で小さなハアハア。
小夏も私も一晩中眠れなかった。
睡眠も取れず手足も疲れたでしょう。
昨日朝一番でかかりつけの病院へ。
先着のワンちゃんがいましたが状況を伝えたら即治療室に入れられレントゲン撮影。
只事ではないと嫌でも感じました。
『肺水腫ですね、。命に関わる病気です。明日の朝まで持つかは半々です。しかし精一杯の治療をやりましょう。頑張りましょう。』
信頼している先生の言葉にショックのあまり思わず涙が溢れました。
『肺水腫』
それがどれだけ恐ろしい病気であるかにわか知識で私でも知っていました。
尚且つ心臓病から併発した肺水腫は命に関わる病気とも知っていました。
目の前が真っ暗になったけれど一刻を争う為、注射、点滴、おクスリ投与。
心臓病には強心剤、、
心臓を力強く動かすクスリ。
肺水腫には利尿剤、、
肺に溜まった水を尿として排出するクスリ。
いつもの私ならこんな小さな小夏なのに可哀想と思っていたでしょう。
しかし今回は注射、点滴、おクスリが小夏の命の灯に見えてすがるような思いでした。
酸素室に入った小夏。
弱々しく痛々しい小夏。
午前中は酸素室で見守りました。
酸素室に入るとしばらくしたら伏せの姿勢に変わりました。
少し楽になったのか、、
またしばらくするとねんねの姿勢に。
あぁ良かった。
病状が急に変化するわけはないけど、一晩中お座りだったから手足が楽になったよね、、
ママは今はそれだけでも嬉しいよ。
酸素室からずっとママを見ている小夏。
大丈夫だよ。
小夏ちゃんがねんねするまでは離れないから安心してねんねしていいよ。
アイコンタクト。
泣き出しそうだけど必死で明るく笑顔のママを小夏はちゃんとわかってるでしょう。
だから小夏も頑張るよ、ってママを見てるんだよね。
お願い。
今日を頑張って‼️
明日の朝を一緒に迎えたい‼️
お願い、小夏。
生きて、生きて、生きて‼️
しばらくすると小夏はねんねしてくれた。
昨晩一睡もしていないのだから少しでも休ませてあげたい。
ねんねして朝を迎えようね、小夏。
小夏がねんねした間に先生から、、
夜まで持ち応えてくれた時、病院に泊まらせるか自宅に連れて帰るか選択しなければならないと言われた。
病院に泊まらせた場合は急変した際は自宅より早く処置ができる。
しかし先生も一晩中付き添いは不可能。
1時間に1回の見回りするにしても発作に間に合わない可能性は高く心臓マッサージしか方法がない場合もある。
また病院は家族と離れる為に精神的な負担が大きい。
自宅に連れて帰った場合は急変した際は病院に駆けつける間に最期を迎える可能性が高い。
ただ一晩中家族が見守ることができ精神的なメリットは自宅に連れて帰る方。
午前中の私には選択することも判断する余裕も全くなかった。
とにかく夜まで持つことだけを祈るしかできず気持は一杯一杯だった。
どちらを選択してもリスクはある。
厳しい選択はその時にしよう‼️
自宅に連れて帰る場合、サークル回りにラップを貼り簡易酸素室を私が作る必要がありました。
どんな場合にも対応できるよう私は簡易酸素室を作る為に一時帰宅しました。
13時に2回目のレントゲン撮影がありその結果を電話いただく約束をして病院を後にしました。
1時間後2時間後何があってもおかしくない状況での帰宅は身を切られるような苦しみでした。
酸素室を出る時にねんねしていた小夏の目が覚め起き上がりました。
泣いてはいけない。
泣いてはいけない。
笑顔で明るく『待っててね。頑張ってね‼️』
必死で笑顔で明るく。
私を見つめる真っ直ぐな小夏の瞳を見つめて声を掛けました。
そしてその小夏の姿をしっかり目に焼き付けました。
持ち応えてくれたら3回目のレントゲン撮影頃に私は病院に来るよう先生に言われました。
万が一危険な場合には携帯に電話をいただくようにしていました。
13時の電話以外は着信がないことをすがるような気持で祈りました。
〜心臓病から併発した肺水腫 ②に続く