私が『健康になりたくなかった理由』



それは、長生きをしたくないと思っていたからです。



夫は優しく、子供や義両親にも恵まれて、

親友や友人、先輩、後輩、

バレーボールの仲間、ママ友、

沢山の人に支えられていたのに長生きをしたくなかった理由。




それは、弟や母が早くに病気で亡くなり残された家族はとても辛い日々でした。

だからもう見送る側にはなりたくないと思っていたからです。





カウンセリングを受けた時に、

『健康になりたくないですか?』

と、聞かれて。




『健康にはなりたくないんです。

長生きはしたくないと思っています。』

と、答えました。

口に出して言ったのは初めてだったけど、

いつからか生きづらさを感じていて、

口にした事で私は長生きをしたくないと思っていた事に気がつきました。




だから、人間ドックももう数年受けてないし、知らず知らずに生命保険の保険料を上げていました。




長生きをして歳を取ると言う事は、

段々とやりたい事ができなくなる事、

シワシワになる肌を受け入れて、

みんなに迷惑をかけながら、

静かに暮らしていく事だと思っていました。




近所の一人暮らしのおばあちゃんも言っていたんです。

『長生きはするもんじゃないよ。私8人兄弟の末っ子でね、全員のお葬式を見送ったの。

ひとりぼっちになっちゃったし、こんなに寂しい事はないよ。』

『そんな事言わないで!』と、言ったものの

そうなんだ…

やっぱり、そうなんだ…

当時はこんな風に考えていました。