以下の内容を不快に思われたり
気分を害することがあるかもしれません。
私に起こった事実なので
覚書、気持ちの整理をつけるためにも
書かせてください。


第二子妊娠まで。

第一子を授かるまで、
私は不妊治療を受けていました。
タイミング療法、人工授精に
1年ほど費やしましたが
なかなか授からず、体外受精に挑戦し、
1回目の凍結胚盤胞移植にて妊娠。
しかし、妊娠初期に出血があり自宅安静。
安定期後も低置胎盤、
赤ちゃんも小さめとの診断を受けた事で
自己血輸血に備えながらの予定帝王切開。
無事、第一子を出産しました。

生まれた第一子は、産後すぐに
動脈管開存症、心房中隔欠損症、
末梢性肺動脈狭窄などを順に診断され、
何度も検査を受けたりしましたが
経過観察を経て、幸運にも1年後には
全ての症状が完治(閉鎖確認)されました。

ちなみに、
妊娠中の症状や第一子の心疾患などは
不妊治療にて妊娠した事とは関係ないそうです。

第一子は2歳半になるまでの間
高熱などで病院にかかることもなく、
健康に成長しました。

そして彼女が1歳半になったころ
まさかのまさか、自然妊娠。
初の自然妊娠で不安に思う日が続きましたが
胎嚢確認後、心拍も確認されて
無事に育っていくものだと
信じて疑いませんでした。
体調の変化もなく、年明けの検診時に突然
「胎児の心拍がとれない」と診断。
出血も痛みなども何もなく
悪阻も続いている中での診断。驚愕でした。
そのまま1週間後に再診でしたが
その後も心拍が戻ることはなく、
胎児の成長も止まり、
稽留流産となりました。
病院の意向、私の気持ちの整理も含め
手術を選ばず自然流産を選択しました。
流産診断後も悪阻は続いていました。
それから2週間後くらいの午後、
陣痛が始まり、出血もはじまりました。
自宅でお迎えするはずだったのに
出血量が多く、痛みに耐えきれず
翌朝、病院へ。
胎児が出てきていなかった為、
掻爬手術を受けることに。
麻酔無しでそのまま処置。
そんな状態でも、最後は先生に
赤ちゃん見られますか?と聞きました。
見せてもらった血の塊は胎盤の残りで、
どれが赤ちゃんかはわかりませんでした。

気持ちが落ち着いた頃には、
ベッドで点滴を受けていました。
あんなに痛みがあったのに、
もう痛みは全くなく、
悪阻もすっかり治っていました。

それから何ヶ月かは夢を見たり、
不安定な状態が続き、
家族や友人にも
たくさん心配をかけたと思います。

その後2年間は妊活する訳でもなく、
かと言って、
妊娠への希望が無かった訳でもなく
過ぎて行きました。
毎年受けている子宮がん検診で
第一子を授かった時の病院へ行った時、
やはり自然妊娠は難しいのかな、と思い
治療を再開することにしました。

第一子の時には、運良く直ぐに妊娠、
無事出産に至りましたが、
2度目の治療ではなかなか結果がでず、
高額な治療費と精神面での問題に悩みました。
治療再開後、3度目の移植の時
これで妊娠しなければ終わりにしよう
そう決心しました。
そして、3回目の妊娠。
しかしこの妊娠は初期から不安定で、
胎嚢確認も通常よりゆっくりで、
超音波検査では、
赤ちゃんもうっすらしか写らず
心拍が取れないまま、
前回に続いて稽留流産になりました。
初期流産の為、
1週間待って自然流産に進まなければ
吸引処置をすると言われ、帰宅しました。
まさか。連続して流産するなんて。
また、あの苦痛を味わうなんて。
流産開始までの1週間は地獄でした。
最初の流産と同じように
陣痛のような痛みが午後から始まり、
出血が始まり覚悟を決めると、
夜には何度か大きな塊が出て、痛みが無くなり
終わったんだなぁと、
比較的落ち着いた最後でした。

流産した事、第二子を諦める事は、
かなりのショックで
また繰り返し襲う悲しみに耐えるのは
辛かったけれど、
治療は終わりにする、と決めた事で
周りからのプレッシャーや
色々な不安からは解消されて
家族3人の時間を大切に出来ました。

そんなある日。
まさかの自然妊娠。
でも、2度の流産経験があったので
不安でたまらなかった。
病院へ行き、順調に進んでいても
また、悪い診断があるかもしれないから。
心拍が確認された後も
夫以外には報告出来ませんでした。
次の検診までの1週間が長くて長くて、
素直に喜べない自分が嫌でした。
順調に進んで、検診が1ヶ月毎になると
ますます不安で、
悪いことばかり考えてしまう。
そうしてやっと安定期を迎えて、
家族や周りの人達に報告が出来たのです。

無事に出産するまでは
何が起こるかわかりません。
私にとっては、妊娠することも奇跡なのに、
無事に健康で生まれてきてくれる事は
それ以外なにものでもありません。
当たり前に妊娠し、当たり前に成長して
当たり前に健康でなんの問題もなく
無事に生まれるなんて、
ありえないくらいの幸運なんです。


だから、感謝します。

こんなに長い文を読んで頂いてありがとう。