先日は友人とお花見セッションをした
安心出来る相手だとコチラもどんどん開いて行くのがわかる

彼女の引っかかりは、そのまま自分の引っかかりに繋がる

セッションを進めて行くにつれて
何処まで自分のクズさ加減を受け入れていくか
と言う課題が浮き彫りになった


なんと!
2人ともダメな婆ちゃんを受け入れる!
が着地点だった事に驚いた(  Д ) ⊙ ⊙


通りで加齢臭がやたらと気になる訳だ💦

ココからはひとりでバンジータイム
長いからね〜

✻*˸ꕤ*˸*⋆。✻*˸ꕤ*˸*⋆。✻*˸ꕤ*˸*⋆。

あたしの婆ちゃんは大正産まれのド田舎育ち
遠野物語の環境と常識の中で暮らして来た人だ

電気、機関車、バス、水道、電話
ノートも鉛筆も無い時代
※いや、もう存在していたけどまだ田舎の貧乏家庭には普及してなかったのね

小学校に妹や弟をおぶって来ていた世代ですね  (トトロか)

座敷わらしやキツネが家の周りを闊歩していた時代なのよ
てか、まだ本気で信じていた世代の人達

横溝正史の世界なんて、新しい方だったんじゃぁないかな〜
※コッチは母親の方ね

優しい婆ちゃんだったけど、イザナミ景気バブル直前に思春期だったあたしには、
婆ちゃんってダメな人だ
って見えたし、周りもそんなふうに扱っていたと思う

使えないし、役に立たないクズな人間
が、婆ちゃんみたいな人だと思っていた
だから、そんなふうになってはイケナイ と思っていた
⬆ココが、あたしの古い勝手な思い込み


今還暦直前で適応障害になり、全然働きたくない自分は、
それでも婆ちゃんみたいになってたまるか!
と、クズにならないように頑張って次のドアをこじ開けようとしていたが

途中まではスムーズなのに、何故かピタリと止まる瞬間がしょっちゅう起きる

おかしいなぁ
何でかなぁ

どうしてこんなにクズな人間みたいになるんだろう
絶対クズにはなりたくないのに
クズ、グズって言われたくない!

と、激しく抗っていた訳です


こ、コレは∑(°∀°)コレハァ!!
とても嫌だが、

痰壺飲む時がやってきたようだ💦
バンジー飛ぶしか無いようだ💦

あぁ。。。。
言いたくない💦
絶対に認めたくない

婆ちゃんみたいになっても良い!
だなんて  (lll;º言º;lll)ゾッとする

一度もお金を稼いだ事も無く
成長した子供達には何度もバカにされ、とんちんかんな事を言い、
挙句の果てには施設で12年も寝たきり💧💧💧

絶対に嫌じゃああああッ!
そんなふうになりたくないっ!!

なってたまるか!!!
そんなんマヂで人生負け組、詰んだ組み!( ´ཫ` )オワタ


でも、思い出す


子供の頃のあたしは
婆ちゃんの作る畑で遊ぶのが大好きだった

季節の花々、バラ、藤、あやめ、
皐月、ツツジ、
ダリアにグラジオラス、のぼり藤、
春から夏は何かしら綺麗な花が咲いていた
嗚呼、大好きな松葉牡丹!

毎日婆ちゃんの花畑で花を摘み
色水を作っては日にかざしては、
その美しさを堪能していた
真っ赤なバラの色水が大好きだった

毎日さやえんどうやきゅうりやじゃがいも、いちご、トマト
人参、茄子、かぼちゃ、とうもろこし、大根を味わった

畑で野菜を採るのは楽しかった


婆ちゃんの作る煮染めは東北らしいでっかい野菜入りの田舎煮染め
焼き豆腐に出汁が染みて、大根もごぼうも柔らくて美味しかった

小正月料理のけんちん汁は、
多分何処の家庭のものより美味しかった

お餅をつき、婆ちゃんのお手製の餡子、ゴマだれ、胡桃だれは
あたしの1番の好物だった

南部藩らしい味わいの甘いお赤飯も、
お団子も、味餅も、味ご飯も
きんぴらゴボウも、
婆ちゃんの味付けが大好きだった

季節の行事も忘れずに行っていた
小正月やお盆は、
クリスマスやお正月と同じ位に、ときめく特別な日だった

仏様の正月だよ、
仏さんがとんぼに乗って帰ってくるよ

母親だけじゃなくて、
あたしの好きな物を沢山創り上げてくれたのが、
婆ちゃんだった (´;ω;`)

あ、ヤバい
鼻水止まらない( ´ii`。)

ダメな役立たずの古い田舎の人間の婆ちゃん
新しい事が何にも出来ない婆ちゃん

でも、あたしが大好きな物を沢山与えてくれた婆ちゃん



捨てて良いのだろうか?
嫌ってバカにして良いのだろうか?

違うよなぁ。。。。
それじゃあダメだよなぁ。。。

涙が止まらんなぁ
あたしもいよいよババァだ

あの時の婆ちゃんと同じになってきている
身体も効かない
新しい世界についていけない
子供にも怒られる

でも、子供らが大好きな生活を与えている

婆ちゃんは、あたしなんだなぁ


脳梗塞を何度も繰り返し、認知症になり、失語症を起こし
ただ寝たきりになって、
誰が誰なのか分からない最期だったけど、

何度も今夜が峠です
と言われて呼び出される度に、何故か息を吹き返し

そろそろいがねぇが💦

と、周りに呆れられたけど
施設の職員さん達に手厚く介護をされ、
細くなった指を指すだけで欲しい物を手に入れてきた婆ちゃんは、
まるで御伽噺の女王様じゃなかったか

家族の介護だったらこうは出来なかったよなぁ
と思う

他人様に全てを頼り切り、
最期の3年は流動食のみで生きていた
それだけ手厚く介護されたって事だろう

大正産まれの田舎の子供が、
平成の世界では女王様

コレも有りなんだなぁ
しゃーないなぁ

あたしも婆ちゃんみたいになっても良いか!
婆ちゃん、ありがとう
大好きだよぉ😭

婆ちゃんのこしあんが食べたいなぁ
教えて貰えば良かったなぁ


心屋系の痰壺飲む作業はやっぱりキツイね(´>∀<`)ゝ
お好きな方は是非どうぞ