5月9日 下半身麻痺で入院した日 | 小細胞肺がんとともに生きる夫の記録

小細胞肺がんとともに生きる夫の記録

2023年6月19日小細胞肺がんⅣBと診断を受けた50代夫の治療を記録していくためにブログを始めました。
ブログ初心者ですがよろしくお願いします。

夫は下半身が麻痺して動かなくなり、救急車でがんセンターに運ばれ、

そのまま入院しています。

今も下半身は麻痺したままです。

辛くてなかなかブログを書けなかったのですが、忘れないよう書くことにしました。

 

5月8日から9日

CT位置決めの8日は久しぶりに食欲のあった日。

位置決めCTの後は職場に行って、私も後から追いかけ職場へ。

21時頃仕事を終えて、私は一足先に帰宅。

夫は23時半頃帰宅。

 

夫がお惣菜の鶏の素揚げだけは食べられることがあったので、素揚げを家で初めて作ってみました。

から揚げやとり天は作るけど、素揚げは初めてで、夫はとても喜んでくれました。

 

『美味しい!幸せだな~!』って何度も言っていて、

ジャージャー麺と大きめの素揚げを1個食べました。

 

私は『はい、はい、早く食べて明日に備えて寝なね~』と先に休みました。

 

この時先に寝ないで、もっと夫と一緒に話していれば良かった。

まさか、この後会話も困難になっていくとは思いもしなかった、、。

 

夜中の1時に夫は薬を飲んで布団に入り、2時にトイレに起きようとしたら息子が入っていたので、

『なんだ、じゃ、後で行くか』と寝た。

 

9日朝は昨日夜まで仕事だったから10時まで起こしませんでした。

そろそろ、と思って起こそうとすると、

足が動かない、と。

『あれ、足が動かない。どうやって動かすんだっけ。』

 

腿を自分でたたいていても、あまり感じないよう。

そして、そのまま、また横になって寝てしまった。

 

主治医から胸椎の神経にいくと下半身に麻痺が出ると聞いていたので、

私はついにきてしまったのか、と怖くてしょうがなかった。

 

がんセンターに電話し救急車を呼び、そのうち上半身さえも動かすことができなくなってしまった夫を

救急隊員が運んでくれた。

 

この日は放射線治療1日目とMRIの予定だった。

もっと早く治療を始めていれば。

ゴールデンウィークさえなければもっと早く受けられたのに、、。

 

病院についてからも夫は寝たまま。

ステロイドの点滴。

尿を自分で出すことはできないとのことで、導尿するも、なかなか手こずり時間がかかる。

放射線受ける前にオキノーム。

その後放射線1回目。院内はベッドで移動。

寝がえりも打てないし、首も自分では上げられない。

 

ふと目を覚ました時に、

『今日の救急隊員、優秀だったよね、すごく安心できた。

声のトーンも良かった。素晴らしい』

と言う。

 

私は『大丈夫だよ、放射線で良くなるからね』と励ます。

夫はこの日は薬をあまり飲んでないのにあまり痛がらなかった。

ほぼ寝ているようでした。