「今帰仁アグー豚の勉強会」


高田さんの今帰仁アグーに対する熱い思いと
アグー豚を科学、医学、社会学、考古学、民俗学からと
幅広く興味深い内容のお話に、とても勉強になりました。




日本の食文化の歴史を調べていると、
沖縄と北海道は米の文化が根付かず、肉の文化が伝統的であったこと。
(肉の禁忌が成立しなかった)

長寿の方が多い、沖縄の食文化の秘密が気になっていたので、
いろんな角度から学ばせていただきワクワクしました。




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アグー豚は、一度は絶滅したとも言われた沖縄在来豚
8000年前に、猪から豚ができたそうです。



• うまみ成分グルタミン酸が豊富
• 多くのアミノ酸が、一般豚の数十倍も含まれている
• 融点が低い脂のため、甘みが強い
• 脂肪分もコレステロール値が一般豚より低い



豚に始まり、豚に終わるといわれる沖縄
豚が中心的な存在で、
無病息災を祈り、『豚』を葬り、医食同源の考えの元で『豚』を食べる。



アグー豚を試食させていただきましたが、脂の部分も
さっぱりとしていて、後に残らない、とっても美味しい豚でした。


フランスの人も試食して、西洋種の豚との味の違いに驚かれるそうで、
これからヨーロッパでも世界の豚と肩を並べたいとお話しされていました。




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高田さんの今帰仁アグー豚をメツゲライ楠田さんが、
とびきり美味しく加工されています。
秋に楠田さんは、フランスのトゥールでコンテストがあるそうです。
(息子が3年間住んでいた、トゥールの街であるのが嬉しくて)




クスダさんのお店で、希少性の高い今帰仁アグー豚で使ったジューシーな
ハム・ソーセージ、究極のサラミなども購入できます。




METZGEREI KUSUDA(芦屋店)

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お二人の熱い想いと情熱に感動しました。



高田さんに疑問に感じていたことをいろいろ教えていただきました。
沖縄は、本土より仏教が早くに入ってきていたが、広まらなかったこと。
お寺が沖縄は少ないでしょ。と たしかに。
仏教の影響を受けなかったから、肉の文化が浸透したんだなと。




豚は人間にとても近いそうで、だから栄養がいっぱいだそうです。
鳥インフルエンザが鳥から人間に感染するよりも、
豚がインフルエンザになると人に感染する確率が高くなるそうです。
人間に近いからなんですね。




高田さんのカラダから溢れるパワフルなエネルギーと頭脳に
細胞のすみずみまで栄養が届いておられるんだろうなと。




食がカラダも精神も作るんだとつくづく思いました。
いつか沖縄まで、高田さんのお話を聞きに行きたいです。
健康になれるヒントがたくさんありそうです(^-^)/