果実主義(フルータリアン)だった スティーブ・ジョブズ

ジョブズの伝記映画で主役を演じる、アシュトン・カッチャーが
膵臓を悪くしたことが、記事になっていました。



米アップル創業者、故スティーブ・ジョブズ氏の伝記映画
「ジョブズ」で主役を演じた俳優のアシュトン・カッチャーが、
役作りのためジョブズ氏にならって果物しか食べない生活を続けた結果、
病院に行く羽目になったと打ち明けた。(CNN)

米紙USAトゥデーによると、カッチャーは米ユタ州で開かれた
サンダンス映画祭で同作品の上映後に登場。
「果実食は深刻な事態につながりかねない」と前置きしたうえで、
「撮影開始の2日ほど前に病院へ行く羽目になった。
体をよじるほどの苦痛だった。
膵臓(すいぞう)がひどい状態になっていた」と語った。



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私は10年前、フルーツ中心とするローフードの勉強会に参加しました。
まだ、日本ではローフード、フルータリアンという言葉を知っている人は、
ほとんどいなかったと思います。

きっと、この食事を続ければ健康になれると大きな間違いをしてしまい
朝からフルーツをたくさん食べ、動物性タンパク質を極端に減らす食事を
続けてしまいました。

2年後にストレスと間違えた食事法から
健康になるどころか、病気になってしまいました。

フルータリアンは、食前にフルーツを食べるようにします。
血糖値は急激に上昇してしまいます。
急激な血糖値の上昇を抑えるために、膵臓がフル回転で
インスリンの生成に励まなければなりません。


ジョブズの膵臓がんも、食事に原因があったのかもしれません。
アシュトン・カッチャーも役作りのために、果物食にして
膵臓がひどい状態になってしまったのも、同じ理由かもしれません。



ローフードの勉強会で知り合って、仲良くさせていただいた素敵な女性
1年半前に亡くなられてしまいました。
まだ50歳になったばかりでした。

彼女がこの世を去ってしまったことが、いまも信じられないのですが、
最後に会ったときは、とても元気そうでした。
もっと健康になりたいから、フルーツをもっと食べようと思っていると。

私はローフード、玄米菜食、フルータリアンに疑問を感じ、
お肉やお魚もしっかりと食べるようになっていたので、
彼女にフルーツで元気になるのは無理だから、
バランスよく食べた方がいいと思うと話しました。
だけど、なかなか呪縛から抜け出せない方がとても多いんです。


食事療法で一番危険なことは、盲信してしまうこと。


どんな食事療法もほんとうに自分のカラダに合っているのか
お医者さまに定期的に栄養状態の検査をしていただくことの大切さを
感じています。



当時、お世話になっていたお医者様お二人は、
長年、徹底的に玄米菜食を実践されている先生でした。


大変お世話になり、たくさんのことを教えていただきました。
おひとりの先生は直腸癌でお亡くなりになり、
もう一人の先生もどんどん弱られ、痩せられて亡くなられました。
死を覚悟されながらも、私を励ましてくださり、
気丈にされているお姿を見るのが、とてもつらかったです。



長年マクロビオティックを研究、普及に努められている久司さんも
2004年に結腸癌を発症し手術を受けられ、回復されていますが、
実践されていた奥さまは、癌によって亡くなられています。



玄米菜食、ローフードをまじめに実践していた大切な方々
栄養欠損の怖さを知っていれば。。と残念でなりません。



カラダに合わない食事で、病気でつらく、苦しみ、悲しい思いをする人が
ひとりでも少なくなりますように。。。