image   

       ↓

         ☆☆☆☆☆

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

お菓子作りA to Z  カップケーキ

………………………………………………

キラキラbiscuitキラキラ[ビスキュイ]

別立てのスポンジ


 

ビスキュイは卵白生地と卵黄生地

それに粉類を合わせて焼いたものです☆

 

ジェノワーズ(共立てスポンジケーキ)の時には

全卵の重さに対しての比率で

お砂糖や粉、乳製品を計算しましたが、

ビスキュイを作る時の配合は

卵白をメインに考え

そこから比率で計算しております。

 

卵白を攪拌すると、

衝撃が与えられて、

たんぱく質が変性して

泡立つということや、

さらにそれらを助けるのがお砂糖で、

タイミングも大事というお話をしました。

 

本ビスキュイ①~⑤は

下記にリンクがございます♪

 

そうしてできたメレンゲと、

空気を含んだ卵黄生地とを混ぜ合わせ

途中で、気泡を包むように粉合わせをして、

最後に焼き上げるという工程を経て

ビスキュイは出来上がります。

 

わざわざ卵白と卵黄と

別々に泡立てるからには、

やはり

メレンゲの特性を出したい真顔せっかくだしね

・・と、私は思うので、

ビスキュイを作る時は

まずは卵白に対する

お砂糖の量から考えています。

 

 

・・・・・・・・・・・・・・

 

●卵白の泡立ちをとどんな風にイメージする?

 

卵白は、お砂糖が入りすぎると

粘性が出すぎてしまい

ネットリとした食感になります。

でも、

少なすぎると

今度はメレンゲの形は

萎みやすくなります。

 

これをイメージするのは

飴とムチ

 

最初から甘い飴ばかり与えておくと

べったり甘えっ子になるけど、

・・かと言って

ムチばかり与えていると

それはそれで

一瞬頑張るけど

凹みやすい子になる・・的なねー飴ちゃんほしい

 

何事も様子を見て、タイミングが大切です♪

 

そんなこんなで

砂糖の配合比率は、

卵白の重さに対して

半分より少ないのか、多いのか

また、その量に応じて

加えるタイミングを変えていきます。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・

粉は気泡に応じた量が欲しいので、

別立ての場合は共立てよりも少し多めにしたり

保湿感も欲しいので、

卵黄へのお砂糖には水あめを加えようかなとか、

粉合わせをしっかりしようか等・・

考えて作ってみてレシピを作っています。

・・・・・・・・・・・・・・

 

 

卵白にも気泡、卵黄にも気泡と

それぞれにしっかり細かな気泡があるものを

さらに組み合わせた生地なので、

ジェノワーズがトロリとしているのに対して、

ビスキュイはふんわりとした生地になります。

 

生地は加熱されることで、

それぞれの沢山の細かな気泡が熱膨張して、

水分が蒸発しようとして、膨らみます。

膨らんだ気泡に

付着していたデンプンが糊化して

スポンジ生地の骨格になります。

 

こうして焼かれることで、

ジェノワーズ(共立てスポンジ)も

ビスキュイ(別立てスポンジ)も、

いずれも同じ材料で作っても、

違った食感になります。

これが調理の楽しいところです♪

 

いつも読んで下さり

本当にありがとうございます☆

 

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□□

 

 

 

 お菓子作りA to Z カップケーキ

お菓子作りA to Zって何?→

 これまでの関連記事は↑に

分かりやすいように

[用語編] 

[菓子名編]

[素材名編]に分けて

リンクを貼っております☆