かなり前に無謀にも字幕なしでYouTubeでみていて
内容が史実にもとづいてのフィクションだと思いますが、ソンイェジンが苦手でスルーしておりました。。
新年を迎え気持ちを入れ替えて拝見致しました。
日本統治時代1912年に誕生した徳恵
父、高宗の晩年に出来た娘で、激愛された。
しかし、徳恵が6歳のとき父は亡くなります。
動乱の中、母と静かに暮らしていた徳恵ですが、
1925年、日本へ留学しなければならなくなります。
東京で徳恵を迎えたのは兄.李垠と妻の李方子。
李方子役は戸田菜穂さん
学習院に通う徳恵は重度のホームシックになり
やがて心も閉ざすことに。
そして4年後、母も死去。
しかし母の身分が低かったため母国に戻ることができず、(実際には2日間戻っていたらしい)
この悲しみから徳恵の精神状態はますます酷くなっていく。
映画の中では徳恵が独立軍と共に動いていましたが、それはフィクション。
コスが演じていた李鍝(グ)は広島で被爆死している
1931年、徳恵は学習院を卒業(登校拒否でほとんど学業にはつけずだった)
その後待ち受けていたのは、日本人宗武志との結婚でした。
これは実際の写真↓
豪華なウエディングドレス姿です。
宗武志は日本人離れしたスラリとしたイケメン
結婚の翌年、夫妻の間に長女正恵が誕生。
もちろん武志は愛娘の誕生を喜びます、
しかし、正反対に徳恵の精神状態は悪化し、深刻なうつ状態になります。
戦火が容赦なく、華族の宗家にも贅沢禁止例がでたり、ついに夫武志も出征して行きます。
1945年(昭和20年) 8月15日
日本の敗戦により、解放された朝鮮。
終戦時徳恵は33歳。
1947年、華族は身分を失い宗家も伯爵でなくなり、李家も皇族の地位を追われ、母国は南北に分裂し、朝鮮戦争へ。
徳恵は病院に入院させられた。
1950年、韓国人記者の金氏(これがパクヘイルの演じた役みたい) が、病院で徳恵に面会した。(元は婚約者の設定でしたがそこもフィクションですね)
徳恵の変わり果てた姿を見て涙を流した金記者はペンをとります。
祖国の人々も徳恵を帰国させなければならないと声が上がり、宗武志とも離婚になった。
宗武史役はキムジェウクでした。
妻を精神病院に入れた冷酷な夫と言われた宗武志
ですが、武志は妻を愛していたようで、自身の刊行した詩集には徳恵との別離を悲しむ詩が多く残っていた。
離婚したが簡単には祖国へ帰ることは出来なかった。1962年、金記者らの尽力によりようやく帰国出来た徳恵。
38年ぶりに祖国の土を踏んだ徳恵でしたが、自身は自分が何処へ向かうのかも分からなくなっていた。
この二方も実在しない人物だということです。
徳恵の侍女役はラミラン
ユンジェムン予想を裏切らない嫌な奴役でした
時代のせい(日本のせい?)
悲劇のプリンセス徳恵扇主(とくけいおうしゅ)
帰国後も治療を続けましたが回復はせず、
離婚後、行方不明になり死亡した娘のことも知らず、兄の死を知らされても理解できず、、、
1989年(昭和62年)永眠と...
ソンイェジンよかったです。