◆ここ咲きDiary「あざとい人間として娑婆を生き抜く」

ひだまりと自愛に包まれて

今、ここに生きる。

自分を許し、癒し

ラクに生きるお手伝いをします。

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心理カウンセラー

ゆみっち、こと林由美です。

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心理カウンセラー
心屋入門認定講師

「エデンの森」認定講師

不安症とともに生きるボランティア団体「不安なハリネズミたち」代表

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そんなにイヤな職場なら

転職すればいいじゃない。

そんなに腹が立つのなら

言い返せばいいじゃない。

そんなに嫌いな相手なら

離れちゃえばいいじゃない。

人には、そう思えるし

すぐに、そう言いたくなるんです。

だけど

自分のことは、そう思えないんです。

自分だって、

その人たちと同じことをやってるんです。

私も

イヤだな〜、と思うサークルを、

無理やりに続けてるし

気が合わなくて、話すだけで疲れる友人と

誘われるがまま、しょっちゅう会ってるし

大っ嫌いな上司のご機嫌を常に伺って

ヨイショなんかもしたりして。

自分自身も、

そんなことをやってるのに

目の前の人が

「職場がブラックだから、辞めたい」とか

「姑が意地悪だから、義実家へ行きたくない」とか

「旦那がケチだから、離婚したい」とか

そんなことを言ったりすると

サッサと、辞めればいいのに

サッサと、離れればいいのに

サッサと、離婚すればいいのに

そんなことを

思っちゃうんですよね〜

さらに

私の場合

私も

イヤだな〜、と思うサークルを、

無理やりに続けてるし

気が合わなくて、話すだけで疲れる友人と

誘われるがまま、しょっちゅう会ってるし

大っ嫌いな上司のご機嫌を常に伺って

ヨイショなんかもしたりして。

こういうことをするのも

実は、私なりの計算があって。

結局

得をしようと思ってるんですよね。

イヤなのに、サークルを続けるのは

それは、そのサークルは、続ければ続けるほど会費が安くなる特典があるから。

気が合わないのに

友人と会い続けるのは、嫌われたくないから。

大っ嫌いな上司をヨイショするのは

気に入られたいから。

なんか、あざといですよね。

とにかく

愚痴を言いながら、行動を変えない

自分の得することばかりを、考える

私って、そんな性格なんですよ。

なのに

目の前の人には

サッサと、辞めればいいのに

サッサと、離れればいいのに

サッサと、離婚すればいいのに

そんなことを

思っちゃうんですよね〜

自分だって

そんなことができないのにね〜

自分も

言ってることと、行動が、チグハグなくせにね〜

冒頭のこの言葉は

クライエントさまの言葉ではなく

私の知人の言葉、です。

おおーー！

これは、まさしく典型的な

「人に言いたいことは、自分に言いたいこと」

それを、非常によく表している内容だな、と思ったので

今日は、これを題材にブログを書きます。

（知人よ、ネタをありがとう）

この知人が

目の前の人に対して言ってる（言ってないけど、言いたくなる）

サッサと、辞めればいいのに

サッサと、離れればいいのに

サッサと、離婚すればいいのに

これらの言葉は

自分に対しても、同じようなことを言ってるんですね。

イヤだな〜、と思うサークルを、

無理やりに続けてるし

→そんなにイヤなら、辞めればいいのに

気が合わなくて、話すだけで疲れる友人と

誘われるがまま、しょっちゅう会ってるし

→そんなに疲れるなら、会わなきゃいいのに

大っ嫌いな上司のご機嫌を常に伺って

ヨイショなんかもしたりして。

→そんなに嫌いなのに、なんでヨイショなんかするの？

きっと心の奥の方で、

自分に対して、そんな言葉を言ってるんですね。

これを

「人に言いたいことは、自分に言いたいこと」

こう表現しています。

これ、もう本当に、真髄で。

人に言いたくなる言葉（気持ち）は

自分に言いたい言葉（気持ち）である。

こう思ってて、まず間違いはありません。

そして、もうひとつ。

この知人は、さらに、こう続けています。

こういうことをするのも

実は、私なりの計算があって。

結局

得をしようと思ってるんですよね。

イヤなのに、サークルを続けるのは

それは、そのサークルは、続ければ続けるほど会費が安くなる特典があるから。

気が合わないのに

友人と会い続けるのは、嫌われたくないから。

大っ嫌いな上司をヨイショするのは

気に入られたいから。

なんか、あざといですよね。

これも

先ほどの

「人に言いたいことは、自分に言いたいこと」

この言葉を引用します。

これを

逆のアプローチで、言い換えると

「自分に言ってることは、人にも言いたいこと」

つまり

この知人は

目の前の人に対しても

・結局、損得を考えてるんじゃないの？

・愚痴レベルで、実は行動しようとしてないんでしょ？

・なんか、あざとくない？

そんな気持ちを抱いてしまって（無意識です）

だからこそ、そんなことを言ってないで

サッサと、辞めればいいのに

サッサと、離れればいいのに

サッサと、離婚すればいいのに

そう言いたくなる。

人に言いたいことは、自分に言いたいこと、であると同時に

自分に言ってることは

人に言いたくなること

でもあるというわけです。

で、そういうことを踏まえて

その知人に

「それ、自分に言いたいことだよ」とか

「それ、相手にも言いたいことだよ」とか

私は

そんな指摘をしたいのではないのです。

指摘や分析など、全く必要ないし、

そんなことに、何の意味もありません。

（ましてや、カウンセリングでもないので）

私が、その知人の話を聞いて

今日、書きたいと思ったことは。

やっぱり

自分を責めてるな〜、ということです。

しかも無自覚。

そして

常に、自分を修正しようとするんだな〜、ということです。

これも無自覚。

つまり、そもそもが

「今の私はダメなんだ」

「私は間違ってるんだ」

無意識に、無自覚に、無条件に

この思考を、握りしめてるんですね。

これが

・友人であれ

・職場であれ

・義実家であれ

・上司であれ

全ての場面において

「今の私はダメなんだ」

「私は間違ってるんだ」

これを適用してる、ということ。

そして、それを適用してる人の

なんと多いことか。

そう思うと

カウンセリングの世界に限らず

この世は、まさに、娑婆なんだ、と思い知ります。

娑婆とは

迷いと苦難に満ちていて、それを堪え忍ばなければならない世界、すなわちわれわれが住むこの現実世界のこと。

と言いつつ

かつて

同じように、自分責めと自己否定がかなり強かった私です。

なので

イヤだな〜、と思うサークルを、

無理やりに続けてるし

気が合わなくて、話すだけで疲れる友人と

誘われるがまま、しょっちゅう会ってるし

大っ嫌いな上司のご機嫌を常に伺って

ヨイショなんかもしたりして。

これもね

すごく理解できるのです。

そして、

今では、その自分責めや自己否定も

少しづつ緩まってきた私は

自分にも、相手にも

・だったら辞めれば？

・だったら離れれば？

・なんで、そんなことをするの？

そんなことも

徐々に、思わなくなってきました。

むしろ

・わかる、わかる

・そうしちゃうよね

・私も同じことするかもな〜

そんなふうに感じることの方が多いんです。

誰の話を聞いても、です。

さらに

こういうことをするのも

実は、私なりの計算があって。

結局

得をしようと思ってるんですよね。

イヤなのに、サークルを続けるのは

それは、そのサークルは、続ければ続けるほど会費が安くなる特典があるから。

気が合わないのに

友人と会い続けるのは、嫌われたくないから。

大っ嫌いな上司をヨイショするのは

気に入られたいから。

なんか、あざといですよね。