ひだまりと自愛に包まれて

今、ここに生きる。

 

 

 

自分を許し、癒し

ラクに生きるお手伝いをします。

 

 

 

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心理カウンセラー

ゆみっち、こと林由美です。

 

 

 


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心理カウンセラー
心屋入門認定講師

「エデンの森」認定講師

不安症とともに生きるボランティア団体「不安なハリネズミたち」代表
 

   


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先日

ひきこもりの息子さんを持つお母さんから

ご相談を受けました。

 

 

 

 

この息子さんは

現在、30歳代。

 

 

 

 

お母さんは、60歳代で

この息子さんが子どもの頃に離婚をして

 

 

 

 

それ以来

シングルで、息子さんを育ててきたそうです。

 

 

 

 

息子さんは

中学生の頃から不登校が始まり

そのままひきこもりとなって、今に至ります。

 

 

 

 

今の息子さんは

ひきこもり状態とはいえ

精神的には安定し、落ち着いています。

 

 

 

 

(暴力、暴言などはないという意味で)

 

 

 

 

息子さんが

20歳代の頃(今から10年以上前)は

 

 

 

 

それこそ

暴れまわったり、暴言を吐いたり、

時には、包丁を持ち出したりすることもあったので

 

 

 

 

警察や、通院してた精神科のドクターとも相談して

措置入院させたことがある、とのことでした。

 

 

 

 

措置入院とは。。。

 

 

 

精神障害により自分を傷つけたり他人に害をおよぼすおそれ(自傷他害のおそれ)がある場合に、本人や家族の意思にかかわりなく都道府県知事の権限で行われる入院です。

 

 

 

 

ここには

「本人や家族の意思にかかわりなく」と書かれていますが

 

 

 

 

このお母さんの場合は

お母さんの意思もあって、措置入院をさせた、とのことでした。

 

 

 

 

もちろん

本人に入院する意思はなかったので

 

 

 

 

あれから10年以上たった今でも

そのことを、息子さんが根に持っている、とのご相談だったのです。

 

 

 

 

「今は落ち着いてるのですが

それでも、時折、不安定な状態になると

 

 

あの時、お前が俺を入院させたのだろう!

俺を見捨てたんだろう!

病院に放り込んだんだろう!

 

 

そう言って

私を責め立てるんです。

 

 

さらに

 

 

また俺を見捨てるんだろう!

また俺を入院させるつもりなんだろう!

そうやって自分だけが幸せになろうと思ってるんだろう!

 

 

私は、そのたびに

 

 

親なのに、見捨てるはずがない!

子どもを見捨てる親なんて、いない!

 

 

そう言うのですが

 

 

私が何を言っても

私がいくら説明しても、絶対に納得しません。

 

 

私も、もう

ほとほと疲れました。

 

 

もう、10年以上も前のことを責められたくないんです。

 

 

見捨てたつもりはないんですけどねぇ」

 

 

 

 

 

目の前のお母さんは

本当に疲れた様子で、

 

 

 

 

私の言葉さえも、耳に入らないような状態でした。

 

 

 

 

(この内容については

かなりフェイクを入れています)

 

 

 

 

 

 

 

 

私は

 

 

 

 

「見捨てる、という

見守り方があると思います」

 

 

 

 

そう言いました。

 

 

 

 

このお母さんの中にある

 

 

 

 

「見捨ててはいけない」

「見捨てることだけは、してはならない」

 

 

 

 

その気持ちが

いっそ、お母さんを苦しめている。

 

 

 

 

もしかしたら

お母さんのみならず、息子さんさえも苦しめている。

 

 

 

 

そう感じたのです。

 

 

 

 

そして

実際、私は
 

 

 

 

「見捨てる、という

見守り方があると思います」

 

 

 

 

心底、そう思っているのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

お母さん、大変でしたね。

 

 

 

 

10年前、

暴力を受け、暴言を吐かれ、包丁も持ち出される。

 

 

 

 

それは、本当に怖かったのだろうし

何も考えられなくなっただろうし

 

 

 

 

もう限界だったのだろうし

 

 

 

 

措置入院、となっても

それは本当に仕方なかった、のではないでしょうか。

 

 

 

 

措置入院、させることが

お母さんも、そして息子さんをも、

救ったことになるのではないでしょうか?

 

 

 

 

そして、それは

息子さんからすれば、「見捨てられた」

 

 

 

 

そう見えるのも

仕方ないのかもしれませんね。

 

 

 

 

「見捨てた」側面も(見方によれば)

少なからずある、と、私も思います。

 

 

 

 

だけど

お母さんも生身の人間です。

 

 

 

 

自分を守るために

自分の心を守るために

 

 

 

 

「見捨てる」行為

 

 

 

 

それは

悪いことなのでしょうか。

 

 

 

 

自分の限界がきてまで、なお

家で二人きりでいることが、見捨てないこと、なのでしょうか。

 

 

 

 

刃傷沙汰になって

お互いが、心も体もボロボロになっても

 

 

 

 

それをすることが

果たして、見捨てない、親子の愛情なのでしょうか。

 

 

 

 

もし、私がお母さんだったとして。

 

 

 

 

そして、もし、自分の息子に

 

 

 

 

また俺を見捨てるんだろう!

また俺を入院させるつもりなんだろう!

そうやって自分だけが幸せになろうと思ってるんだろう!

 

 

 

 

そう言われた、としたら。

 

 

 

 

 

 

 

 

そうだね、そうかもしれない。

 

 

 

 

また、あなたのことが怖くなったら

また、限界がきたら

また、あなたが手に負えなくなったら

 

 

 

 

私はまた、措置入院を

お願いするかもしれない。

 

 

 

 

それを、あなたが

「俺を見捨てた!」と叫ぶのなら。

 

 

 

 

そうかもしれない。

見捨てること、なのかもしれない。

 

 

 

 

ごめんね、私も未熟で。

ごめんね、母親失格で。

ごめんね、弱い人間で。

 

 

 

 

決して、見捨てたいわけじゃないけれど

 

 

 

 

もしかしたら

あなたを見捨てるかもしれない、こんな母親でごめんね。

 

 

 

 

私なら、そう言うと思います。

 

 

 

 

そして

厳しいようですが、お母さん。

 

 

 

 

お母さんの本音も、そうじゃないですか?

 

 

 

 

その本音を言えないから

息子さんの言葉に、揺さぶられるんじゃないですか?

 

 

 

 

その本音が、母親として間違ってる、と思うから

 

 

 

 

「私は見捨てたのではない!」と

言い続けるのではないですか?

 

 

 

 

世間の

「母親が子どもを見捨ててはいけない」

 

 

 

 

自分の苦しさ

自分の怖さ

自分の限界、よりも

 

 

 

 

その世間の風評を重んじてしまうから

だから、お母さんも息子さんも、苦しいのだろうと、私は思うのですが

 

 

 

 

どう思いますか?

 

 

 

 

お母さんも生身の人間です。

 

 

 

 

弱くて、怖くて、ちっぽけな人間なんです。

それでいいんです。

 

 

 

 

おそらく

息子さんも、お母さんの本音を聞きたいのだろうと思います。

 

 

 

 

もし

お母さんがご自分の本音を言えるとき

 

 

 

 

その時には

おそらく、息子さんも、ショックを受けるでしょう。

見捨てられるかも、そう思って、傷つくでしょう。

 

 

 

 

だけど

今、現に、見捨ててないことも、同時に伝えてあげてください。

 

 

 

 

そして

「時と場合によっては見捨てるかも」

「私にも限界が来るかも」

 

 

 

 

この、お母さんの本音は

きっと、息子さんのストッパーとなります。

 

 

 

 

これ以上はダメ、という線引き、自制ができるようになれます。

 

 

 

 

これが

本音だからこそ伝わる、関係性の再構築だと思うのです。

 

 

 

 

「見捨てる」という「見守り方」を

お母さんが、覚悟できてこそ

 

 

 

 

息子さんにも、その覚悟が伝わるのだと

私は思います。

 

 

 

 

息子さんの言葉、行動が

変わってくるのは、そのあとなのではないか、

 

 

 

 

そう思います。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

お母さんとのやり取りは

そのあとも、しばらく続きましたが。

 

 

 

 

このお母さんは

息子さんとも向き合えないだけでなく(本音を伝えあう)

 

 

 

 

ご自分とも向き合えない(自分の本音を認めたくない)のが

そもそもの、苦しみの元凶のようでした。

 

 

 

 

そうなんですよね。

 

 

 

 

ご自分の本音を認めたくないから

息子さんの本音も聞きたくないのです。

 

 

 

 

ご自分の本音を認められないのは

世間の言葉を重んじてしまうから。

 

 

 

 

素晴らしいお母さん

頑張ってるお母さん

 

 

 

 

何があっても、絶対に見捨てないお母さん

 

 

 

 

そんな自分でいたいんですね。

 

 

 

だけど

息子さんは、そこを突いてくるのです。

 

 

 

 

行動と言葉のギャップ。

 

 

 

 

(見破ってる、とも言える)

 

 

 

 

ご自分の弱さ

ご自分の小ささ

ご自分の卑怯さ

ご自分の怖さ

 

 

 

 

それを認められてこそ

息子さんの

 

 

 

 

弱さ

小ささ

卑怯さ

怖さも、見てあげられるのです。

 

 

 

 

もしかしたら

息子さんも、無意識の部分で

 

 

 

 

自分の

 

弱さ

小ささ

卑怯さ

怖さを、

 

 

 

 

お母さんに

認めてもらいたいのです。

 

 

 

 

だから

「お母さんの本音はどうなの!」と突いてくる。

 

 

 

 

また俺を見捨てるんだろう!

また俺を入院させるつもりなんだろう!

そうやって自分だけが幸せになろうと思ってるんだろう!

 

 

 

 

という言葉に換えて。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「見捨てる、という

見守り方があると思います」

 

 

 

 

これは「覚悟」を意味しています。

 

 

 

 

見捨てる、ことを覚悟してこそ

見守ることができるのです。

 

 

 

 

(ここで言う、「見捨てる」は

何もかも放り投げる、捨ててしまう、という意味ではありません。

 

他者に頼る

福祉、行政に頼る

関係機関につなげる

措置入院もここに含まれます。

 

あえて言うなら

親の手から離す、という意味です。

 

それでも

親の気持ちとして、心の中に、その想いは存在する。

 

それを見守る、と表現しました。

 

親が何もしなくても

親が何もできなくても

親が手を離しても

 

その覚悟をした段階で

私は、十分に見守っている行為である、と考えます)

 

 

 

 

 

窮地であればあるほど

見捨てる覚悟がないと、究極の見守り方はできません。

 

 

 

 

言い換えれば

 

 

 

 

窮地であればあるほど

見捨てられない人は、(距離を置けない人は)見守ることもできていないのです。

 

 

 

 

それは

相手の状況、自分の状況を捉えられず

 

 

 

 

別物からの評価を気にしてしまうことだから。

 

 

 

 

そして

悲しいかな

 

 

 

自分の本音を認めずに

別物からの評価を気にする親御さんが

非常に多いことも

 

 

 

ひきこもりご家族に

よくあること、なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

会ったこともない

息子さんの

 

 

 

 

心の叫びが

聞こえてきそうな気がしました。

 

 

 

 

本音を言ってよ

本音を言ってよ

 

 

 

 

僕を見捨てたの?

僕を見捨てるの?

 

 

 

 

だから

お母さんも、恐れずに本音を言ってあげてほしいのです。

 

 

 

 

見捨てたくない!

私も、見捨てるようなことはしたくない!

 

 

 

 

今も、必死で

あなたを見捨てないように、と

ここで踏ん張ってる!

 

 

 

 

だけど

 

 

 

 

お母さんも弱いの

お母さんも未熟なの

 

 

 

 

弱いお母さんでごめんね

未熟なお母さんでごめんね

 

 

 

 

お母さんも

誰かに助けてほしかったの

どこかに頼りたかったの

ひとりで怖かったの

 

 

 

 

お母さんも

限界の時があるの

 

 

 

 

だから、

あなたにも助けてほしいし

あなたにも頼りたいし

 

 

 

 

あなたにも

お母さんの弱さ、未熟さを知ってほしいの。

 

 

 

 

今、私の前で(カウンセリングで)

そう言ってる、お母さんの本音、そのままを

 

 

 

 

息子さんに、そう伝えてあげてください。

 

 

 

 

きっと

息子さんも、そのうち、本音を言ってくれる時が来ます。

 

 

 

 

 

 

 

 

本音、って

見るのも、言うのも、怖いものだけど

 

 

 

 

本音、って

本当は、とっても優しいものの、はずなのです。

 

 

 

 

それは

息子さんにとっても

もちろん、お母さんにとっても。

 

 

 

 

ゆみっち、こと林由美でした。

 

 

 

 

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