ロシア皇帝の至宝展〜世界遺産クレムリンの奇跡〜 | FLAP JACK!

FLAP JACK!

日常を愉快にしたりほんのり幸せにしてくれるものたちを紹介。

070920_1715~0001.jpg
先日、本当に開催期間ギリギリで「ロシア皇帝の至宝展~世界遺産クレムリンの奇跡~」に行ってきました。
場所は大阪・中之島の国立国際美術館。
地下へと潜る展示室が印象的な美術館です。
展示内容は主にイコン(信仰の対象となる宗教画や十字架など)。
ほとんどが金に色とりどりの宝石が散りばめられています。
ビザンチン様式みたいな華やかさ。
でも大聖堂の中、蝋燭の灯りのもとで見るとえもいわれぬ荘厳さと温かさを感じます。
勝手な想像だけど、冬が長く厳しいロシアだからこそ活きてくるというか。
金は派手なイメージで捉えられがち。
だけど、とても柔らかくて温かみのある光を放つものでもあると知りました。
あとはエッグ。
初めて実物を見ました。
全部で50数個作られたものですが、全てが揃うことは決してないもの。
今回見たのがおそらく人生初にして、最後のエッグ。
鍵を差し込むとオルゴールになるギミック付。
それとですね。
ある意味いちばん印象的だったのが戴冠式用のマント。
まぁ、後ろ及び前面に毛皮が付いてるわけです。
その毛皮の模様はダルメシアンのような白黒柄。
近づいて、説明書きを見てびっくり。
毛皮は全てオコジョのもの。
そう、黒い部分は染め抜きではなくオコジョのしっぽ。
で、たぶんマント1枚に軽く200匹ぐらいは使われてます。ぶら下がってるしっぽの数が尋常じゃない…。
日本では天然記念物ですよ。
ロシアってそんなにオコジョが豊作(?)なのか!?
誰か教えてください。