問題点⑥
親に服従、権威に服従、組織に服従
なんでも服従していれば良いという考え方が甘いし、最大の問題点です。
これこそが、自分の頭で考えない、疑問にも思わない、イエスマンのロボットを作り出す方法なんですねぇ〜
まずは親に服従させる
『子供たちよ,主と結ばれたあなた方の親に従順でありなさい。これは義にかなったことなのです。『あなたの父と母を敬いなさい』とあり,これは約束を伴った最初の命令です』エフェソス6章1〜3節を引用し、また、鞭を活用してまで子どもを親に服従させ、なんでも言うことを聞く素直な人間に育てさせる。
権威に服従させるのは意外に簡単
まず、権威とは何でしょうか?
権威とは、他者を服従させる威力。
ある分野で知識・技術が優れていると信頼されていること、またそのような人。
つまり、権威は、知識格差から生まれるので「私の知らない知識を持っていて、あの人はすごい」って思う事が、権威の始まりです。
なので、権威を振いたければ、相手に「あなたは何も分かっていない」という態度や発言をすれば良いのです。また、相手には情報を制限する(知らせない)ことで、強制的に無知にさせれば良いのです。
そして、権威に依存してしまうと、人は権威を感じる相手に判断を委ねてしまいます。
つまり、JW組織内であれば、研究生<司会者<開拓者<長老<巡回監督<地域監督<日本支部<統治体みたいな感じです。
最後に神が用いている組織に服従
唯一まことの神が用いているのが統治体であり、真の宗教組織がエホバの証人なんだと信じ込ませることが出来れば、これほど最高の権威は無いですよね!
神の用いている組織を権威の頂点にさせます。そうすれば、組織の言うことは“絶対”になります。
組織が成員に言うことを聞かせる方法は主に3つあります。
①権力による説得
②権威による説得
③理による説得
①は組織内のルールとして服従を求める方法です。これは、組織から出される指示や命令のことです。従うしかありません。
②は権威を感じている相手に判断を委ねさせる方法です。「長老がそう言っているから」「神が求めているから」とか、「これがJW内では当たり前だから」とか、他人の権威や常識の権威を持ち出す方法です。
③は「やった方がいい理由」と「やらない方がいい理由」を提示して相手に判断を求める方法です。
しかし、さすがはカルト宗教!JWの教理では、これらの基準が、全て自分ではなく、神が喜ぶか喜ばないか、イエスならどうするか、もうすぐ終わりが来る、王国を第一にしなければハルマゲドンで滅ぼされる…という考え方なので、「〇〇するはずです」とか、「〇〇がふさわしい」と決めつけられ、自分で判断したように見せかけて、誘導されているのです。
つまり
唯一まことの神が用いている組織が教えている教理=絶対服従
「永遠の命に導く知識」の本 第14章 P130〜
『誰の権威を認めるべきですか』
敬虔な服従=エホバ反抗の精神=サタン
これが権威に関する神の見方らしいです。
ただただ服従していれば良い…
上記を踏まえて考えてみてください。
例えば、躾としての鞭。
ものさしやベルト、ホースなどを使い、幼い子どものお尻を直に力いっぱい叩くという、一般の人からすれば異常としか思えないほどの体罰行為も①「最高の権威」からの指示だから、②司会者や長老、巡回監督からやるように言われたから、これが聖書に書かれた正しい子育て方法だから、③子供の命に関わるから、今は終わりの時だからと、見事に組織に誘導されて、言われるがまま服従した結果、つい最近(昭和から平成)まで、(どこに住んでいようと地域に関係なく)ほとんどのエホバの証人の親達が実行していました。エホバの証人は、基本的には、組織内のどんな立場に就ている人でも、組織を「素晴らしい権威」に見せるための命令に素直に従う人達ばかりです。(そう教えられているから)
仮に、もし組織に疑問を持ち、組織を批判する人が出てきたとしても、そういう人達は背教者として徹底的に排除されますから、表面上では、何も問題はないように見せられるのです。(そのために忌避制度がある)
うまく構成されたカルト宗教だと思いませんか?
人に惑わされてはなりません!
一見、礼儀正しく、親切で優しそうに見えるエホバの証人ですが、学んでいる教理は恐ろしく巧みで、夫婦や親子関係を破壊する問題だらけの、神と見せかけて人が人を支配するために作り上げた宗教組織なんです。
【参考文献】