よく『自分を大切にする』という言葉を聞きますよね。
では、自分を大切にするって、どういうことだと思いますか?
実は、私はこの言葉の意味を分かっているようで、分かっていませんでした。
一体、自分を大切にするって何か🌀
では、自分を大切にしていない行為とは、どういうことでしょうか?
例えば、非行に走ってやんちゃをし、未成年でアホみたいに酒飲んだりタバコ吸うとか、ゆきずりの相手と遊びの関係を続けて、自分の体を安売りしてしまうだとか、薬物に手を染めるとか、そういう「体を傷つける行為」だと思っていたんです。
JWとして真面目に生きてきた私からしたら、こんなの全く遠い世界の、自分には関係のない話だと思っていました。
もちろん良い子ちゃんを演じてきた訳ですから、非行に走った経験もないし、危険な目に遭ったこともない、薬物やドラッグとも無縁の世界。
だから私は自分を傷つけたりなんてしてないと思っていました。
でも、私は子どもの頃からずっと、自分を全然大切に出来ていませんでした。自分を愛することさえ出来なかった。
なぜでしょうか?
それは幼い頃からJWの教えに汚染されてきたからです。『自分を愛することについて聖書は何と述べていますか』という記事には的確にその答えが書かれています。
まずだれを愛するべきですか
- まずは神を愛するべきです。聖書が教えている第1のおきては,「あなたは,心をこめ,魂をこめ,思いをこめ,力をこめてあなたの神エホバを愛さねばならない」というものです。
- 第2のおきては,「あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない」というものです。
- 聖書には,自分を愛するようにというおきてはないものの,「あなたは隣人を自分自身のように愛さねばならない」という言葉から,適度に自分を愛し自尊心を持つことが自然で有益であることが分かります。
まずは神、そして隣人、つまり子どもにとって一番身近な人と言えば親ですよね。で、最後に自分。
子どもの頃、心の中で必死に嫌だ!と叫んでいたにも関わらず、私はそれを母に一切打ち明けませんでした。※JWである母から、幼い時は鞭による支配、大きくなるにつれ精神的な支配があり、自我が芽生えても、思春期になっても、自分の気持ちや考えを押し殺すのが当たり前となるからです。
小学校高学年の頃から、よく一人になれるトイレでやっていたのは、脳内でもう一人の自分を作り上げて、ずっと私と、もう一人の私とで会話のキャッチボールを繰り広げ、仕舞いには、自分の気持ちは自分にしか分からない。私という人間は地球上に私しかいない。だから、母に言っても分からない。と、自分を納得させて、本当に思っていることを口にしませんでした。
なぜなら、自分より、隣人である母を愛したからです。
自分の考えや気持ちより、母の気持ちを優先しました。
まさに、自分の気持ちや考えを押し殺して隣人愛を示したのです。
しかし、それは間違いです。
自分を愛せるのは自分しかいないからです。
自分を大切にしないというのは、非行に走ることでも男遊びをすることでもなくて、自分の気持ちを誤魔化し続けることだったんですよね。
過去、私は自分の本当の気持ちを全く大切にしてきませんでした。つまり、自分を傷つけまくっていたのです。
これは私の大きな過ちであり、宗教強制による副作用なのです。