話が前後しますが、私はパプテスマを高校2年生で受けました。
巡回大会で、大会ホールに設置されている小さなプールでバプテスマを受けました。



ネットよりお借りしましたが、実際の大会ホールのプールです


向かって左側が階段になっていて、そこから、こんな至近距離にいる大勢の人達が見てる所に、水着で登場するのは、すごく恥ずかしかったです。


みんなに拍手されて、ちやほやされて喜び、周りの子も受けてるから私も受けなきゃとか、母の期待に応えなきゃとか、そんな事しか考えていない子どもがバプテスマを受けました。
信仰なんて、あやふやでした。
母の刷り込みと、思い込みで信仰してました。



その後は奉仕が一番大変でした。
バプテスマを受けたら次は補助開拓を、と圧力がかかります。
夏休みの8月は補助開拓奉仕を申し込みました。
60時間を入れなければなりませんでした。

そもそも時間って、どこからカウントするのか、いつも謎でした

奉仕へ向かうとき、近所の留守宅に寄った時からスタートし、奉仕、再訪問など終わり、家路に向かい、最後に、また近所の留守宅に寄って、計測終了って感じでした。なので、移動時間なども時間に入っていた訳です。

私は研究生など持っていなかったので、ほとんど野外奉仕で時間を入れるしかありませんでした。
Aちゃんと2人自転車で留守宅訪問をした事もありました。知らない人の家へ、高校生の女の子2人だけで行くなんて、今考えれば、とても危険な行為でした。

時間、時間…時間に追われる日々。
知らない人に知らせる、述べ伝える業は大切かもしれませんが、エホバはなぜ時間を求めるのか謎でした。

そもそも神なら、全て見ているはずです。
証言している時間と言いながら、決まりのない曖昧な時間を報告する必要なんて、あるのでしょうか?
なぜ姉妹(伝道者含む)になった途端に奉仕時間を報告しなければならないのでしょうか。
じゃあ、姉妹になる前に証言した時間は価値がなかったのでしょうか?

初めての証言した時の話はこちら




こんな疑問を持ちながら日々過ごしていました。

そして私が大学へ進学した後、長老が訪問公演に行く事になり、私と、もう1人の同い年のF姉妹(バイトしながら開拓始めたばかり)2人を連れて行きたいと母に話していました。私は開拓者でもなかったのに、なぜ…って思っていましたし、どうやって辞めようかと考え始めていたので行きたくなかったんですが、特権意識があったのでしょう、母は承諾。

訪問公演先は私が小さい頃に交わっていた会衆の、二つに分かれた方の会衆でした。


そちらの記事はこちら



訪問公演に行くと、ものみの塔の研究で、注解しなければならないというプレッシャーと、よそのお宅で食事を頂くという恐縮、午後からの奉仕でも知らない人とペアで証言しなければならないという緊張…

すごく疲れました。
見たことのある兄弟、姉妹達がいましたが、多分、私の事は分からなかったと思いますし、私もあまり覚えていませんでした。

お昼ご飯は手巻き寿司を頂きました。
緊張してるのに、手巻き寿司って巻きずらいし食べずらいですよね…😭

午後からの奉仕は留守宅訪問でした。
留守宅の書かれた地図をもらい2人組のペアで、それぞれ車で移動しながらの奉仕でした。
ペアの組み方は、私たちを連れてきた長老が決めたんですが、私は何故か、冴えない独身兄弟とペアを組まされました。

普通なら姉妹同士でペアにしますよね?
これも、なぜ…と思いました。
嫌とも言えないので、そのまま兄弟の車で留守宅訪問へ。
特に何もなく、どんな会話をしたのかも覚えていないくらい、つまらなかった奉仕でしたが、山の中のポツンと一軒家とか、周りに何もない所とか、小さい頃住んでいた市とはいえ、土地勘もないし、このまま何処かへ連れて行かれても、人気の無い所で襲われても助けを求める事は出来ない状況でした。

出版物などで、不道徳に気を付けろ、車で2人っきりになるのは良くない、デートでさえも2人っきりになるのは良くないなど、散々言われてきたのに、奉仕なら良いのか?!それとも奉仕の僕なら良いのか?!19歳の女子大生を、30歳前後の兄弟と2人きりにするって何なの?!と躓いた出来事でした。