少しずつ寒さが和らいできました。
おひさまがずっと顔をだしてくれるこんな日は、春が近くなった気がしてうれしくなります
さて、今日は絵本サークルぽっかぽかの会議の日でした。
5月の情報誌の発行に向けて動いている真っ最中なので、話し合うことが盛りだくさん。
そしてもう一つ、3月13日にある「心ひとつに3.11」イベントの催しのひとつ、おはなし会に向けた練習を行いました。
全部で3冊の絵本を読むのですが、そのうちの一冊がこちら。
岩手県釜石市鵜住居地区の小中学生たちが、地震後に避難する様子を描いた本です。
この本を読むのは他のメンバーなので、今日は聞き手としてじっくり味わうことができたのですが…あれ、聞いているうちに涙が…
我が家にもある本なので、もちろん私が子どもに読んできたし、3.11が近づくたびにいろんなところで紹介もしてきた。
それでも、読んでもらうとこんなにも胸に迫るものなのか…。
特に絵をじっと見ていると、地震後にたくさんの子ども達が必死に坂を駆け上がって走る姿や、海なのか空なのか判別のつかないほど真っ暗で恐ろしい景色、体育館の中で多くの人々が肩を寄せ合って過ごす様子などがすごい迫力で迫ってくる。
それに、中学生が小さい子を気遣いながら声をかけている場面に、人間の強さ優しさを感じて胸があつくなる…。
「絵本は読んでもらうものであり、読んであげるもの」
なんて講座で言っているけれど、それを心底感じるのはこういうひと時なんですよね。
今日は練習だったんですが、絵本の力を感じる、そして人間の強さや津波の恐ろしさをしっかりと刻み付けられる、いい時間を過ごしました。
今回、3.11に関するおはなし会が合計7回開催されます。
本当は全部の回に参加して他の団体さんの読む絵本を聞いてみたい!
でも、それはなかなか叶わないのですが…。
ぽっかぽかは3/13(土)14時~14時半に登場しますよ~。
ご都合つく方は、ぜひおはなし会にお越しくださいませ
アローブの展示もご覧になってくださいね