昔話☆その3☆ | 原由実のheavenly cafe♪

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アーツビジョン所属*声優 原由実のブログです。

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☆続きです☆



最初、声優を目指して事務所に入ってることを、職場の人たちに言っていなかったのですが、ちょうど郵便局と事務所に入って1年ちょっと経った頃、レッスンクラスでお世話になった音響監督さんが、アニメの収録現場の見学に呼んで下さって、毎週平日に東京に行くことになり、それがきっかけで、当時の上司に初めて打ち明けました。



毎週お休みをいただくというのは難しいことだとわかっていたので、退職することも考えて相談したのですが、職場の皆さんは、最初はびっくりされていたのですが、「原さんが声優になれるように応援するよ!」っておっしゃってくださいました。



暖かい皆さんのお陰で、郵便局でのお仕事をしながら、平日一日お休みをいただいて、毎週現場の見学をさせていただけるようになりました。



毎週東京に通うとなったら、交通費がすごいことになるので、片道だけ夜行バスを使ったりしてたのですが、事務所のレッスンクラスもあるし、2年目に郵便局からいただいたお給料は全額交通費に消えてました(笑)



そして、そんな生活を続けていく中で、このまま大阪にいてもいいのかと考えるようになりました。



就職した後に知ったことなのですが、当時郵便局は公務員だったので、兼業してはいけないということが法律で決まっていて、事務所に入っていても、お仕事はできないし、もちろんオーディションを受けることもできませんでした。



知らなかったとはいえ、当時の自分にばかばかと言いたいです(>_<)



当時事務所の預かりになって2年目で、通常預かり期間は2年~3年だったので、このままいくと事務所に残れるかどうかもわからない状況だったので・・・。



声優になりたいなら、東京に行った方がいいというのはわかっていたし、郵便局もやめなきゃいけない。



声優になりたいっていうのは、中学生の時からの夢だけど、すっごく悩みました。



研修所での生活ですら泣き言を言ってた自分が、家族や友達と離れて本当に一人暮らしできるのかとか、郵便局の人たちとお別れしなきゃいけないのが辛かったです。



こんな素敵な職場はなかなかないっていうぐらい、皆さんのことが大好きだったので、本当に悩みました。



人生で最大級に悩んだことかもしれないです。



でも、いっぱいいっぱい考えて悩んで、東京に行くことにしました。



声優になりたいという夢は、自分の昔からの大事な夢だったし、家族も友達も郵便局の人も、私が声優になれるように、いつも応援してくれていたからです。



自分が弱気になったらあかんって思いました。



そして、2年間勤めた郵便局を辞めて、東京に出てきました。





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