パパに会いたい夜は
やはり1人でいる時です。
隣にいてくれたパパが居なくなって
最初は心が麻痺していたから
泣く事はあっても何とかここまで来れた。
少しずつ落ち着いてきたけれど
寂しい気持ちはより大きくなった。
昼間はまだいいけど
夜は寂しい😔
いつも私は夫の側に寄り添っていた。
夫の香りが好きだった。
まるで小さな子どもの様に
甘えたり、腕を触れたりした。
いるだけで良かった。大好きだった。
家の中にいると
夫がいた風景が浮かんでくる事がある。
パパの笑顔が好きだったよ。
話さなくても隣にいるだけで良かったのに
癌は夫をあっという間に
連れて行ってしまったよ。
周りの人達より早くお別れが来ただけ。
そう思う様にしているけど、
夫より年上の元気な人は沢山いる。
楽しそうにご夫婦で行動している姿は
やっぱり羨ましくなる。
パパは見た目も元気だったし、ふざけて
腕の筋肉を動かしては笑わせてくれた。
走るのだって、私より早かったのに。
いつか、癌という病に
苦しむ事なく簡単に治る時代がきたら
本当に嬉しく思う。
夫を奪った癌、だいきらい。
私に返して。