続きです。
がんセンターへ通院してから
担当医から黄疸の数値の報告。
黄疸の数値が少しずつ悪化していた
普通なら動けないほど辛いらしいのに
夫はゆっくりながらも1人で歩く事ができた。
受診後、ベッドで横になって休みませんかと
看護師に言われても
「大丈夫です」と断る夫だった。
ここまで悪化しているとやる事が無いので
これからの事を考えましょうと言われた。
介護保険の申請、緩和病棟の話など、
説明を受けた。
ここまでは泣く事もあったが、とにかく必死だった。
介護保険の申請中、
家では介護ベッドをレンタルする事にして
二階の部屋にお願いした。
ずっと腰痛が続いて、布団だとかなり痛みが
あったのだ。
これなら少し楽に眠れるかもしれない。
夫も喜ぶ。
しかし、介護ベッドでも、夜中の腹痛は
頻繁にあった。その度に起き上がる。
痛みに耐えながらも、私には平気な顔を見せる
そこまで頑張らなくても良いのに。
痛み止めを服用してもこの痛みは続いた。
訪問看護、訪問医療のお世話になる手続きも
進む。
がんセンター最後の通院日が近づいてきた。