画像は昨年の今ごろ、ハロウィーンでのミッキーです。

 

 

 

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今日(9/14)にオリエンタルランドに関して衝撃的なニュースが流れました。

わたしが最初に目にしたのは、日経電子版で16:59に配信されたニュース。

 

オリエンタルランド、正社員賞与7割減 ダンサー配置転換

( 日経電子版の記事にリンク )

 

これを時事通信と共同通信が拾って、Yahoo!ニュースに出て、広まりました。

まず、オリエンタルランドのニュースを日経新聞が真っ先に報じるのは

よくあることです。

四半期ごとの決算に関しては、公式に発表される数日前には日経に必ず

正確な数字のリーク記事が出て、OLCが「正式に発表したものではない」と

わざわざ公式リリースを出すのは定例化していますから。

 

さて、上記の報道内容をまとめると

・約4,000人いる正社員と嘱託社員の冬の賞与を7割削減する。

・ダンサーなど業務のない契約社員には配置転換を要請し合意できなければ契約解除(退職)。(下記※)

・業務のないアルバイトに対して平均賃金の8割程度を支給してきた休業補償を法定の6割程度に引き下げ。

・役員報酬の削減を従来の20%からさらにもう一段削減。

 

※ このうち、ダンサーの扱いについては、来春までの業務がないことを明示したうえで

・一時金を支給しての契約解除

・キャストなど他の業務への配置転換

・無給の休職扱いでの在籍のみ継続

という選択肢のようです。

 

労働契約法では、事業者(企業)側の事情による労働者の解雇には

「客観的に合理的な理由があり、社会通念上相当であると認められること」

が要件とされています。

そのケースには、経営の悪化や事業の継続が困難であると客観的に判断できる状態であることや、

事業の継続が困難であっても他の事業部門への異動など、雇用継続の努力を行ったかどうかなども含めて

法的には解雇の有効性は総合的に判断されるというのが、一般的な解釈です。

(法律に詳しい知人談)

 

実はこの話題、先週の木曜日あたりからざわついていました。

 

そして、この記事から、パークゲスト目線でたいへん気になることが読み取れます。

●今年度中にはダンサーが出演するショーやパレードの再開は、ない。

 

さらに、ニュースには書かれていませんが、来春採用のダンサーやパフォーマーの

オーディションがこの夏には告知されていません。

例年であれば、採用募集とオーディション実施が公開情報に出るのです。

つまり・・・

●来年4月の時点でもダンサーが出演するショーやパレードのフル再開は、ない。

 

"フル"再開はないと書いたのは、全てのショーやパレードが

2020年2月以前の元通りに開催・上演される状態は・・・という意味です。

 

最後に、もっとも懸念されることを書いておきます。

こういう話題がニュースで取り上げられるのは、業界のトップ企業、ないしはもっとも有名な企業です。

言い換えれば業界の2位以下中堅どころはニュースにほとんど取り上げられません。

つまり、オリエンタルランドのこのニュースによって、観光業界やエンタメ業界において

「あの立派な大企業ですらこうなんだから、わが社においては・・・」と

安易な判断に傾く経営者には、格好の材料にされてしまうのではないかと。

 

この話題は激震がしばらく長引きそうです。

 

 

 

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