いつもの 丘で

あの桜は 枯れていっていた

 

 クリスタルボールを

 奏でてくれないかな

 

言われたのが

4月のおわりだったかな

 

えっちら おっちら

担いで 登り

 

5月の 最後の週にやっと

桜のために 演奏した

 

夏越の大祓は 

あした だよっていう時

 

桜のふりしては

もう 話さない

 

 深く高いところから

 伝えてくる