――――――――――――――――――――――― ■火災保険の長期一括払いは本当にお得? ☆2021年4月8日発行 ――――――――――――――――――――――― こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。 「ねんきん定期便の衝撃!」 ・iDeCoは2000万円問題の救世主? ・年金は何歳から受け取るのが良い? 現在の日本における年金制度の核心に迫ります! http://scene-ex.jp/L2485/b0/1t2381 ゆめたか大家の今までの道のりはこちらです。 http://scene-ex.jp/L2485/b0/2t2381 過去の記事はこちらよりご覧いただけます。 http://scene-ex.jp/L2485/b0/3t2381 バックナンバー集はこちらです。 http://scene-ex.jp/L2485/b0/4t2381 ――――――――――――――――――――――― ■本文 ――――――――――――――――――――――― 今回は 「火災保険の長期一括払いは本当にお得?」 と題して 火災保険や地震保険の長期一括払いは 本当にお得なのか 検証をしてみたいと思います。 以下のサイトでは 火災保険を一括払いにすると 5年分なら14%割引 10年分なら18%の割引 になる事が書かれています。 http://scene-ex.jp/L2485/b0/5t2381 しかしこれは1年分に直すと 5年分で14%なら 1年では14%÷5年=2.8%/年 10年分で18%なら 1年では18%÷10年=1.8%/年 です。 (単利で計算しています。) この「割引率」は「利回り」のような物ですので これをどのように解釈するかですが 不動産投資家だったら この利回りは「低い」と思うのではないでしょうか。 一例を挙げると 火災保険が年100万円で 5年分一括払いなら14%割引になると 100万×5年=500万円の保険料が 500万×86%=430万円になります。 これは確かにお得なのですが 1年払いにして100万円を払う事にすれば 現金500万円のうち 400万円を手元に残せます。 するとこの400万円で 戸建てを買う事ができます。 この戸建ての表面利回りを10%とすると 空室と経費で30%が失われ さらに税金で30%が失われたとしても 利回りは10%×0.7×0.7=5%です。 この5%という利回りは 保険料5年分一括払いの割引率2.8%を 上回っています。 また400万円の戸建てというのは 築古木造土地値物件に決まっていますので 5年後も400万円で売れる事が期待できます。
だからインカムゲインを
キャピタルロスで食い潰す事がないので
インカムゲインだけで計算した上記の計算は
妥当性があるのです。
だから 保険料を一括払いするお金があるなら そのお金で物件を買った方が 資産活用としての利回りが高いのです。 さらに この400万円の戸建てを買う際に 融資を受ける事が出来れば 自己資金に対する資産増加割合(ROE)は もっと高くなります。 そして融資を受けるためにも 保険料は長期一括払いにせず 現金を手元に残しておいた方が良いのです。 だから私は 保険料の長期一括払いについては 以下のように考えています。 ・物件を増やして行くステージなら 保険料の長期一括払いはせず そのお金を次の物件の購入に充てる。 ・もう物件を増やすつもりがないから 保険料は長期一括払いにして 保険料を節約する。 (ただし 長期一括払いの保険に入るのが 融資を受ける条件になっている場合は 仕方がないと思います。) しかし昨今は 今回のような計算がそのままでは通用しない 「非常事態」になっているようです。 次回は、その事について 書いてみようと思います。 今回は 「火災保険の長期一括払いは本当にお得?」 と題して 私の計算を書かせていただきました。 今回の内容が参考になりましたら 以下を応援いただければ幸いです。 http://scene-ex.jp/L2485/b0/6t2381