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住宅ローンで10連敗した我が家ですが、融資を受けて築古木造物件買い進めて、10年で富裕層と呼ばれるまでになりました。私の「今までの道のり」と「10周年記念出版」は以下です。(訪問者プレゼントもあります)http://bit.ly/yumetaka-history

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■フローとストックの利回りの計算の違い

☆2024年9月30日発行
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こんにちは!「ゆめたか大家」と申します。


リフォーム・大規模修繕の投資効率について

「インカム」と「キャピタル」を考慮し

減価償却と税金も考慮して

「利回り」を計算できるソフトを作成しました。


「リフォーム・大規模修繕の利回りの計算」

(エクセルソフト付き)

https://scene-ex.jp/L2485/b0/2t7741


ゆめたか大家のKindle作品一覧はこちらです。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/3t7741


ゆめたか大家の今までの道のりはこちらです。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/4t7741

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■本文
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今回は

「フローとストックの利回りの計算の違い」

と題して

基本的ながら間違えている人の多い計算について

説明をさせていただきます。


【計算式の違い】

まずフロー所得ですが

リンゴを60円で買って100円で売るのが典型です。


フローというのは「流れる」という意味ですが

自分で手にしたリンゴをお客さんに「流す」ので

フロー所得という名前が付けらており

この利益は「キャピタルゲイン」と呼ばれています。


そしてこの場合の利回りの計算は

(100円-60円)÷60円

=40円÷60円=66.7%

となります。


次にストック所得ですが

これは土地を買って駐車場経営をするのが典型です。


この場合、土地を買った人は

その土地を「ストック」したままにするので

ストック所得という名前が付けられており

この利益は「インカムゲイン」と呼ばれています。


100万円で土地を買って

毎月1万円(毎年12万円)で貸した場合は

12万円÷100万円=12%

という利回り計算(1年間)になります。


つまりフロー所得は仕入れた物を手放すので

・(売り値-仕入れ値)÷仕入れ値

で計算を行い

ストック所得は仕入れた物を持ったままにするので

・貸し値÷仕入れ値

で計算を行うという

計算式の違いがあるのです。


さらに以下

・フロー所得、キャピタルゲイン

・ストック所得、インカムゲイン

の時間軸の違いについて、説明をして行きます。


【時間軸の違い】

フロー所得、キャピタルゲインの所で計算した

リンゴを60円で買って100円で売る例では

利回り66.7%ですが

これはリンゴを100個売っても66.7%です。


毎日リンゴを100個売って

年間300日営業しても66.7%で

これを10年間続けても66.7%です。


これに対して

ストック所得、インカムゲインの所で計算した

100万円で土地を買って

毎月1万円(毎年12万円)で貸す例では

1年間の利回りは

12万円÷100万円=12%であり

これは先ほどの66.7%より低いです。


しかしこの場合は駐車料金が毎年入ってきますので

10年間では

12万円×10年=120万円になり

10年間の利回りは

120万円÷100万円=120%となって

これは先ほどの66.7%を上回ります。


つまり「利回り」という観点からは

フロー所得、キャピタルゲインは

時間を味方に付ける事ができませんが

ストック所得、インカムゲインは

時間を味方に付けることができるので

フロー所得、キャピタルゲインを

将来的には上回るのです。


ここまでが説明になりますが

次に具体的な応用例を考えてみます。


【火災保険・地震保険】

火災保険・地震保険に毎年100万円払って

毎年150万円の保険金を受け取った場合

これはフロー所得、キャピタルゲインであり

(150万円-100万円)÷100万円=50%

という利回り計算になります。


これはフロー所得、キャピタルゲインですので

10年間続けても利回りは50%のままです。


だから10年間のトータルで考えると

100万円で土地を買って毎月1万円で貸す場合の

利回り120%に負けてしまうのです。


【リフォーム費用】

リフォーム費用に100万円かけて

家賃が1万円アップできたら

家賃が毎年12万円増えるので

一見するとストック所得に見えて

12万円÷100万円=12%(1年間)

という利回り計算をしてしまいがちです。


しかしリフォーム費用で得られる所得は

フロー所得なのです。

なぜならどんなリフォームも

15~30年後にはやり直す必要があるからです。


最初に100万円かけて

設備や内装をリフォームしても

15~30年後に

また100万円かけてやり直す必要がありますので

これは15~30年ごとに新しく商品を仕入れる

フロー所得なのです。


リフォームを20年後にやり直すと考えると

20年間で家賃は12万円×20年=240万円

増えているので

インカムゲインの時の計算式を用いて

240万円÷100万円=240%

が利回りであると計算してしまいがちですが

最初にリフォーム費用100万円をかけても

20年後にまたやり直しが必要になりますので

キャピタルゲインの時の計算式を用いて

(240万円-100万円)÷100万円=140%

とするのが正しい利回り計算なのです。


ちなみにこれは20年間での利回りですので

1年間で利回りを計算すると

140%÷20年=7%/年

になってしまいます。


そして100万円で土地を買って

駐車場として1万円で貸す場合は

ストック所得、インカムゲインになりますので

同じ20年間で計算するなら

駐車料金は

1万円×12か月×20年=240万円ですので

240万円÷100万円=240%であり

1年間で利回りを計算すると

240%÷20年=12%/年

という計算になりますので

100万円かけてリフォームした場合の

7%/年と比べて、かなり高いのです。


このあたりの計算の説明は

「リフォーム・大規模修繕の利回りの計算」

(エクセルソフト付き)

https://scene-ex.jp/L2485/b0/5t7741

にも書きましたので

併せてお読みいただければと思います。


今回は

「フローとストックの利回りの計算の違い」

と題して

基本的ながら間違えている人の多い計算について

説明をさせていただきました。


リフォーム費用に100万円をかけて

家賃1万円アップが本当に20年続くのか疑問なら

この100万円をアメリカの高配当株に投資した方が

成績が良いかもしれません。


また駐車場経営のようなストック所得の場合は

土地が高く売れれば

キャピタルゲインを得ることもできますので

その場合は

・ストック所得はインカムゲイン+キャピタルゲイン

・フロー所得はキャピタルゲインのみ

となる事を付け加えておきます。


今回の内容が参考になりましたら

以下を応援いただければ幸いです。

https://scene-ex.jp/L2485/b0/6t7741