愛読書 | 三四郎の鞄

三四郎の鞄

金沢在住。
身のまわりにあったことをつうじて、金沢の今を紹介していきます。


  

朝方ちらりと雪が降ったが、そのあとは青空が見える時間が多かった。
が、思い出したように青空から粉雪が降ってくるときもあった。
もっと悲惨な天気になるのかと思っていたので、何か儲けものをいたような気分だ。
 
金沢駅・もてなしドームに桜が咲いていた。
鉢植えの小さな木でカワヅザクラであろう。
 
昼過ぎの金沢駅付近、北東の空である。

北の空。
公園から見た南の空。
金沢駅前大通りのアーケード、雨の日はここを往復して散歩する。
西の空。
ここの歩道は幅が広いので、歩きやすい。
 
以上は図書館に行ったときのようすである。
 
村田喜代子『耳納山交歓』を読んだ。
30年ほど前、初めて読んだ村田喜代子の本がこれである。
村田喜代子は芥川賞始めいろいろな賞を受けているが、入ったのはそれらではなく、この『耳納山交歓』であり、思い入れはある。
今度が5回目くらいであるが、読んだ本はよく忘れるたちなので新鮮に読んだ。
幻想小説であり、気持ちよく異界を往復できた。
 
引き続き村田喜代子を借りてきた。
『異界飛行』と短編集『八つの小鍋』。
一度は読んだことがあるものばかりだが、楽しみである。
 
好きな作家はと聞かれれば、夏目漱石とこの村田喜代子、そしてアガサ・クリスティー。
飽きずに読んでいる。
個別には和辻哲郎の『古寺巡礼』も繰り返し読んでいる。
(和辻哲郎を読んでいる人はいるのだろうか)
パッと思いつくのは、こんなところ。これからも読むだろう。
 
今日の句。
このブログに何回も出している句である。
 
 ひこばえや輪島朝市きつと立つ  迷亭