晴天の百万石行列 | 三四郎の鞄

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金沢在住。
身のまわりにあったことをつうじて、金沢の今を紹介していきます。


  

きのうは晴天。
その中で百万石まつりのメインイベントである百万石行列が行われた。
 
写真の多くは、祭りに参加する馬の待機場所のものである。
家の前の公園で、毎年ここを中心に祭りを楽しんでいる。
祭を楽しむ、隠れた穴場である。
 
町中で10数頭の馬を見る機会はないので、毎年知っている人はここにやってくる。
ことしは外国人観光客の姿も多かった。
子供たちと触れ合う馬も1頭いた。
 
馬上の武士に扮した人の背中の丸いものは母衣。
加賀藩祖・前田利家が織田信長の母衣衆であったことにちなむ。
 
 

 
 
公園では本番で披露する歩行の練習をしている。
もちろん掛け声もかけて。
 
 
この白馬は前田利家役が乗る馬。
 
 
これは公園から金沢駅前の出発点に、小路を通って移動する様子。
この写真を撮るために、ずいぶん待った。
 
 
町中を歩く馬は、ここでしか見られない。
行ってらっしゃい、と声をかけ。
 
 
もちろん武者の姿であるが、写真でみると一見迎え講(お練り)の菩薩の行列のようにも見えてしまった。
当麻寺のお練りは、確か5月の第2日曜、今年はもう終わっている。
 
 
この写真前方が金沢駅前の出発点である。
小さくもてなしドームと鼓門の屋根が見える。
 
 
駅前の行列のようす。
正面が鼓門である。
 
人出が多くよく見えないので、ここでは雰囲気だけをパチリと撮るだけ。
行列は、左側の消防の纏が見えているところを進んでいる。
ゴールは金沢城内である。
 
 
前日の大雨とはうって変わって、快晴の百万石行列であった。
今回は小路を歩く馬たちを撮ることができて、大満足であった。

 
 
さて、お決まりの漱石の俳句、「五月雨」
 
 五月雨や四つ手繕ふ旧士族
 
 眼を病んで灯ともさぬ夜や五月雨
 
 五月雨の弓張るらんとすればくるひたる