エラリー・クイーン『エジプト十字架の謎』(東京創元社)を読んだ。
500ページほどの長編。
創元推理文庫には面白いミステリーが多いが、私にとって文字が小さすぎる。
最近の早川書房と比べるとよくわかる。
読んでいてやはり疲れ、5日ほどかかった。
クイーン本人が探偵のような形で登場する。
父はニューヨーク警察の高官、それゆえどこの州に行っても捜査陣に入ることができる。
日本のテレビのシリーズもののサスペンスにもある設定である。
登場人物の数はそこそこであるが、名前が二つある人物が数名いて、年配者にとって最後の謎解きのと
ころがまぎらわしかった。
ミステリーは3日で読んでしまわないと、前後の関係がよくわからなくなってしまう。
結構面白い本だっただけに、もう少し文字が大きければいうことなし、残念であった。
11月も今日でおしまい。
今月は、久々に4日間の東京の旅ができてよかった。
いよいよ師走の入りである。