海外旅行といえば、敦煌にも行ってきた。
60歳前後のころシルクロードに興味を持ち、関連の本をたくさん読んだ。
そうこうするうち、敦煌という魅力ある地名に惹かれ、一人で出かけることにした。
関空から上海に飛び、西安に1泊して敦煌に行き、北京経由で帰るコースであった。
西安から敦煌までは小型旅客機だったが、思いのほか遠かった。4時間ほど乗っただろうか。
タクラマカン砂漠東端の敦煌は、いつも砂が舞っているような感じだった。
莫高窟は圧巻だった。10ほどの洞窟を案内され、色鮮やかな壁画をじっくりと鑑賞した。
仏教はここを通って日本にもたらされたということが実感できた。
撮影禁止だったので、残念ながら記念の写真はない。
駱駝にも乗った。
ハミ瓜という瓜がうまかった。
ニコンの高級フィルムカメラを持って行ったが、砂漠の砂は非常に細かく、カメラの内部は砂だらけになって、帰ってからオーバーホールに出したことを思い出した。
シルクロードの町・トルファンやウルムチ、ホータンにも行きたかったが果たせなかった。
アテネやクレタ島と共に、敦煌はなかなかいけないところ。
行ってきてよかったと思う。