テレビでほぼ毎日活躍されている池上彰さんの著書「知の越境法」を読んで、自分の今までの道を振り返ってみました。

 

 

副題でもあるように”左遷”から始まり、異分野をひとつひとつ攻略したのは「質問力」ということ。

 

質問はありませんか?とよく問われて、疑問すら感じないというのは私たちはよく経験します。質問がないのは自分が理解不足の極みで恥ずかしいなと、いつも思います。

 

池上さんは長い間サラリーマンでした。希望しない部署への配属も経験。そしてかなり年をとってからフリーになりました。

 

彼の仕事に対する姿勢は、十分な準備学習を自前で整えてから人に会って質問を繰り返し、知識を得てそれをわかりやすく人に伝えるという努力を重ねた人です。「逆境は独学で切り抜ける」という目次の一つでもあります。

 

異分野を越境しながら楽しみにしてしまう「醍醐味」を知ってしまった人ですね。未知との遭遇です。

 

人生逆今日だらけと言っても過言ではありません。思うように進まない人生、世間のせいにして自己弁護だけはしたくはありませんね。

 

そしてもうひとつ心に残った内容として「リベラルアーツ」(文化・教養)の重要性です。科学偏重の文科省の視野の狭さを批判しています。

 

そうか、私も放送大学で6年半に渡ってリベラルアーツを専攻しました。深くはないけれど世の中で生きる上では大変参考になる学問体系だったと今あらためて思いなおしたところです。

 

私は池上さんと同い年だったと判明。同じ時代の空気を吸ってきた同士のような気もしていてますますファンになりました。