死神と踊った男・『昔話法廷』 | せいぜいひまつぶしの小話

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5年目から創作系ブログとして新装開店しました。
色々と思うところ書いてます。講談社への抗議不買は一生続けます。
2022年12月からは小学館もリストに加わりました。
「人を選ぶ」とはつまり「自分は選ばれた」ということです。

『昔』話を『今』の法律で裁くのって違くね?:☆1

本当に賢いお子さんであれば、意識的にせよ無意識にせよ、
遅かれ早かれそのことに気が付きます。
半端な知識振りかざしてイキりたいだけの半端な人間が、
親子ともどもこういうサギに引っ掛かります。
そういうお子さんは、きっと『空想科学読本』のような
トンデモ本も大好きなんでしょうね。
そのことに関しては『こんなにヘンだぞ!空想科学読本』が、
とても詳しく論破してくれています。

そもそも作られた年代はもちろん法制度だって
現代のソレとは全く異なるのが昔話世界の大前提であり、
仮に百万歩ゆずって昔話の世界に司法が存在するとして、
事件を起こした犯人を捕まえるのは?
証拠集めは?誰がやるんですか?
『法廷』だけがあって『警察』が無いなんておかしな話ですよね?

『警察』がいれば、カチカチ山のウサギもサルカニ合戦のカニも、
まずは彼らに通報なりするわけで、『警察』が動いてくれれば、
自分らで手を下そうなんて考えもしないでしょう。
サルやタヌキを傷害か過失致死、あるいは殺人で裁くのは簡単な話です。
めでたし、めでたし。

一応念のために書いておきますが「これはそういう本じゃない」なんて
バカみたいな反論は、相手にするのもバカみたいだからやめましょうね。
黙っていた方が賢く見えますよ。

現代の法制度が存在しない昔話世界の大前提を一方的に踏みにじっておきながら、
自分たちのソレが通用すると思ったら大間違いです。
当方はこのトンデモ本の前提に則って批判しているだけであって、
これは“法律”ではなく“道理”の問題です。

「人を裁くことの難しさ」とやらをやりたいんだったら、
現実の裁判からピックアップした判例の解説本にでもすればよかったでしょう。
それともバカな読者の理解が追いつかないと思ってるから
昔話を引き合いに出したんでしょうかね?

まぁそうやって作者から遠回しにバカにされていることにすら
気付けないようじゃあバカにされるのも当然ですかね。

「買ってはいけない」有害図書

 

ここまで読者含めてボロクソ書いてるのに全然消されることもなく何年も残ってたんですが、
やはりAmazonからの追放はポリコレ批判が原因みたいです。

ついでに言うと『昔話法廷』のやっていることは、

“不遡及(ふそきゅう)の原則”にも反しています。

 

 

一応リンクは貼っときますが、
ハンパな論理と法律の知識でドヤってるようなド低能
クサレ脳ミソじゃあ言葉の意味も分からないかなww

 

昔から色々な人たちがカン違いしているようなのでその足りない頭に釘を刺しておきますが、
法律“それ自体は”そんなにエラくありません。
違反者への取り締まりや罰則があるからそう見えてるだけです。
 

法律の前にはまず道理というものがあって、それに則って決められるのが法律です。

他人の家に勝手に上がり込んでタンスを物色するRPGの勇者が
ドロボー」なのと「住居不法侵入に窃盗の現行犯」なのと、
果たしてどっちが先だと思います?
ドロボー」ですよね。


どんなことでも「道理」が先で「法律」が後、
だから道理に合わなきゃそれは「法律が間違っている」んです。
法律」は永久不変でもなければ絶対のものでもないんです。


あーだこーだドヤってみたところで道理に合わなけりゃ答えは
1つしか無いンだよ法律が間違ってる」ってな!!

…こじれた問題を解きほぐす努力もしないうちから「法律」なんかで
ゴルディアスの結び目をぶった切るようなことはしちゃいけません。

 

 

このテーマで書いてると、なんだか勇者パーティから追放されたなろう小説の主人公みたいな
気分になってきます。だから異世界転生をする必要なんか無いんです。

 

 

↓これこそ真の意味での“科学的な態度”